小池都知事が定例会見7月2日(全文1)たとえ倒れても全力で取り組みたい
聖火リレーは島嶼以外、公道走行を見合わせ
ですから14万が4万、でも4万もいるじゃないとおっしゃるかもしれませんけれども、東京のこの首都圏においては毎日300万人の人が出たり入ったりしているのが、これが日常ですから、数字の規模が、どうも捉え方が、この規模感っていうのが十分伝わっていないのでないか、そのようにも思うわけであります。これ、テレワークなどの推進で約100万人近く減少しているという調べもあります。 そういう中で、人流はこれらのすでに決めているプロジェクトを進めていくこと、また、大会そのものを簡素化してまいっておりますので、大会期間中はコロナ禍の現状と比べましてもトータルで人流は増加することはなく、むしろ減少するということが見込まれております。さらに観光客向けのガイドラインに示しておりますように直行直帰という取り組み、何年も前からこれも準備してきた昼夜の高速料金の変更や、国や経済団体などとの協力によるスムーズビズの取り組み、こういうのをパッケージでやってきておりますので、ぜひ皆さま方にはこの全体像の中のさまざまな伝え方を工夫していただければというふうに思います。 それから聖火リレーでございますけれども、残念ながら都内を、全区間で公道を走れる、そのための準備を進めてまいりましたけれども、島嶼地域を除いて16日までの間、公道での走行は見合わせることといたしました。楽しみにしていた方もたくさんおられる中で、こうした判断を下さなければならないということを私自身もとても残念に思います。どうぞご理解をよろしくお願い申し上げます。
世界で初めてオリンピックとパラリンピックを二度開催
コロナ以外、大会開催についてはぜひとも全体が伝わることも考えていただきたいし、それを踏まえて抑制策を徹底する、それによってコロナ禍における東京2020大会の開催成功へとつなげていきたいと考えております。とはいえ、コロナの感染状況、予断を許しません。そして東京2020大会、刻一刻と間近に迫ってきております。そして連日、今日も世界中から選手の皆さんが日本入りをしておられるわけであります。 また、大会はオリンピックだけではありません。そのあとにパラリンピック大会が控えております。世界で初めて、オリンピックとパラリンピックを二度開催するのはこの東京が初めてです。そういう意味で、より安全性が、安全度が求められますパラリンピックです。このパラリンピックを安全に開催するということはすなわち、都民の皆さんの命、健康を守ることに直結すると言っても過言ではないかと思います。都民の命を守って東京の未来をつくっていくこと、全力で取り組んでいくと。たとえ倒れても全力で取り組んでいきたい、このように考えています。 今日は別に、普段より多くの皆さんにお集まりいただいて本当ありがとうございます。たくさんの課題を抱えておりますけれども、首都東京、しっかりと歩みを進め、そして東京大会のレガシーを残すべく、これからもしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 そしてまた、これ、最初、大雨のニュースをお伝えいたしましたけれども、最後はシャンシャンでいきたいと思います。ジャイアントパンダのシンシンが6月23日に双子の赤ちゃんを出産したということで、このあと名前の募集をすることになりますので、そのときはまたあらためてお伝えをしたいと思います。私のほうからは以上であります。 【書き起こし】小池都知事が定例会見7月2日 全文2に続く