小池都知事が定例会見7月2日(全文2完)無観客も軸として考えていく必要がある
東京都の小池百合子知事は2日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「どこかで倒れても本望」小池都知事が一転、定例会見(2021年7月2日)」に対応しております。 【動画】「どこかで倒れても本望」小池都知事が一転、定例会見(2021年7月2日) ◇ ◇
無観客で大会を開催するべきか
朝日新聞:知事ありがとうございました。幹事社の朝日新聞の【オカダ 00:25:43】と申します。幹事社から2点ほど質問をお願いします。まずは東京オリンピック・パラリンピックについてですが、観客について菅首相は昨日、無観客もあり得ると明言していると、発言しました。公明党の山口那津男代表も無観客を視野に対応してもらいたいと述べております。知事は開催都市のトップとして、また東京のコロナ対策を指揮する立場として、無観客で大会を開催するべきだとお考えでしょうか。 小池:先日、5者会議を開きました。6月21日のことだったと思います。私はそこで冒頭発言といたしまして、緊急事態宣言、またはまん延防止等重点措置が発動された場合には、措置内容を踏まえた対応が基本となる。感染状況や医療状況に急激な変化がある場合には5者で協議をして、状況に応じ無観客も含め対応を検討する必要があると。冒頭のところでこれを述べさせていただき、共同宣言の中にその文言も盛り込んでいただいたところでございます。これからも感染状況をよく注視しながら、どのような形がいいのか、無観客も軸として考えていく必要があるのではないかというふうに考えております。
都議選について、現時点での受け止めを
朝日新聞:ありがとうございます。もう1点が、4日投開票の東京都議選についてです。投開票日まであと2日となりましたが、知事は都民ファーストの会の特別顧問でもあります。知事の対応に注目が大変集まっております。都議選について、現時点での受け止めをお聞かせください。 小池:そうですね、コロナの対策、そしてまた都政の諸課題、今も災害、大雨に備えての話もさせていただきました。そしてまたコロナ禍を経たオリンピック・パラリンピックのあと、どういう東京にしていくのかなどなど、課題は山積しております。また都政の改革ということも引き続き行っていかなければ、世界のスピードに間に合いません。IT化、デジタル化ですね、こういったことも東京はいち早く進めていく、さもないと国際金融都市としての地位も守れなくなってしまう。さまざまな課題がございます。よって、改革を続けるとともに、江戸の伝統を守るという、そういう皆さま方が都政と、そして都議会と共に共鳴し合って、東京を高めていくということが極めて重要だと思っております。 ご承知のように都民ファーストの会は、私自身、特別顧問を務めるわけでございますので、当然のことながら頑張ってもらいたいと、率直に当然のこととして思っております。そういう中で、ずっと今回は選挙戦には直接加わっておりませんが、街頭演説であるとか、今コロナの中で非常にやりにくい選挙でございます。 ただ私は、今申し上げましたように、改革、東京大改革を担ってきてくれた都民ファーストの皆さんには、もうポスターとかチラシとか散々出ていますし、エールを送っているところです。そしてまた都としてこれからも安定的に、そして大胆に進めていくためにも、多くの皆さま方に頑張っていただきたいと思っております。 朝日新聞:ありがとうございます。質疑応答に移ります。知事から指名を受けた方は、社名と名前を名乗ってから質問してください。よろしくお願いします。