小池都知事が定例会見7月2日(全文1)たとえ倒れても全力で取り組みたい
東京都の小池百合子知事は2日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「どこかで倒れても本望」小池都知事が一転、定例会見(2021年7月2日)」に対応しております。 【動画】「どこかで倒れても本望」小池都知事が一転、定例会見(2021年7月2日) ◇ ◇
体調不良を心からおわび申し上げたい
朝日新聞:冒頭お願いします。 小池:はい。定例の記者会見、毎週金曜日2時からでございますが、ちょっと時間をずらしても今日、皆さま方に最近の、また最新の状況など私から直接お伝えをしたいということで、この時間になりました。あす、あさってもまた土曜、日曜で、人の出も多くなるのではないかということも想像できます。そういう中におきまして今日この場で皆さま方にさまざまお伝えしておきたいと思いまして、本日このような形を取らせていただきました。 このコロナ禍、対策の真っただ中、そして2020東京大会が間近に迫っているという中において、私、体調を崩して、そして、この大切な期間においての体調不良ということで、多くの方々にご心配、そしてご迷惑をお掛けいたしましたこと、心からおわびを申し上げたく存じます。また入院先におきましては医師の皆さん、看護師の皆さん、スタッフの皆さんに本当に良くしていただきました。心から感謝を申し上げたく存じます。
感染状況の質は変化
東京都にとって今ほど重要な時期はないと考えております。そういう中で引き続き副知事はじめとする都庁の職員と総力を挙げて、そして山積する課題に全力で取り組んでいく。どこかでばたっと倒れてるかもしれませんが、それも本望だと思って、やり抜いていきたい。そのように考えております。 今日はまた各地大雨が襲っております。現在、梅雨前線の影響で断続的に激しい雨が降っている。そしてあすにかけて総雨量が多くなる恐れもございます。土砂災害、浸水、川の増水など、くれぐれもご注意をいただきたい。そして早めの安全の確保、心掛けていただきたいと存じます。 そしてここであらためて、昨日、コロナ対策モニタリング会議が開かれており、私はリモートでの出席をしたわけでございますけれども、その分析、あらためてまとめてお伝えをしておきたいと思います。専門家の方々の分析、すでに昨日お伝えいただいたかと思いますが、現在の感染状況、医療提供体制が、こちらにありますようにもう矢印みんな上を向いておりますが、共に赤、最高レベルと。そして多くの指標の矢印が右肩上がりという状況になっております。また国の指標によりますと、新規の感染者数はステージ3、こちら国の指標になっておりますが、赤いところ、黄色がステージ3、そして赤いところはステージ4ということで、新規感染者数ステージ4の水準にありますが、今ワクチン接種、猛烈にあちこちで進んでいるところであります。 そしてまた高齢者の感染の割合はかなり減少しているのが毎日の数字で如実に分かるわけでありますけれども、この数字を見ましても、過去のいろいろな数字がありますけれども、都内の感染状況の質は変化をしているのではないかと思われます。その結果、入院患者数、そして重症患者数は抑えられているということだと思います。もちろん、より深い分析も必要でございますが、これまでの経緯、そして今、起こっていることなどを含めますと、そういうことが言えるのではないか。 そして最近、人流という言葉が着目されております。主要な繁華街での滞留人口ということでありますけれども、お酒を提供する、可能な、することができるのは夕方になりますが、夕方から夜だけではありません。ハイリスクな深夜帯でも増加をしているという厳しい分析を、人流が増えているということですね。本来ならばお店は8時で閉まっているんですが、人の流れが多い。そしてまた路上飲みもまだまだ多いというように皆さんも報道されているかと思います。その報道がまたアナウンスメント効果を呼ぶということもあります。