大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文5完)立憲民主党は党として謝罪すべき
大阪だけ米軍基地が関係していない理由は
だからといって、沖縄に何か問題があったかっていうとそうとは思わないし、このオミクロン株がいかに増えていくのか。ここはなかなかメカニズムとしても分かりにくいところはあると思います。ただ都市部においては、やっぱり増えやすいんだろうというふうに思っていますので、あまりその株が入ってきた時期、そして広がる時期、これはそれぞれやっぱりずれてくると思いますので、何か横で一定の定点で調べることっていうのは、あまり意味がないことだと思っています。 人民新聞:この点について、もう1点伺いたいんですが、ほかの感染が広がっている地域っていうのが広島、山口、それから神奈川・東京のラインなど、あと沖縄ですね。全て米軍基地が関係しているというふうにいわれています。大阪だけ米軍基地は関係していないんですが、それについては何か理由はお考えでしょうか。 吉村:米軍基地で、全てそこから広がったというもんでもないだろうと思っています。ただそこがきっかけになっている可能性はあると思っています。そこがきっかけになって入ってきたら、先に感染が広がるし、先に感染が収束するんだろうと思っています。なので、このオミクロンが入ってくる、まさにそのタイミングというのは、これなかなか分からないわけですけども、これは専門家も含めて分からないわけですが、変異株が入ってきたタイミングで熱を持ちますから、そこから増えてくるということになると思います。当然、大阪は関西国際空港も用意していますし、何か米軍が悪いとかそういうものではなくて、入ってきたらその段階でやっぱりこれは増えていくと、そういう感染症なんだと思っています。
自宅療養者が自宅療養を望む理由は
もっと言うと国を分けて考えたらヨーロッパなんか圧倒的に日本より早く感染が広がっているわけですから、いかに、その株が入ってきた時期かによるものだと思っていますし、何かこれは抑えられるものでもないというふうに思います。 人民新聞:もう1点は知事がおっしゃられた大阪府内の自宅療養に関して、自宅療養を希望される方が多いというお話をされていたんですが、私が実際に肌身で感じること、あるいは取材の中では自宅療養を希望している人っていうのはあまり聞いたことがないんですが、知事が把握されている範囲で自宅療養が多いというその人数と、それから実際にどういう理由で自宅療養を望まれているかっていうことについてお聞きします。 吉村:それはその家庭によってさまざまなご事情がありますので、一律にこの理由ということはないと思っています。われわれとしては先ほど申し上げたとおり、宿泊療養に入所していただきたいと思っていますし、その範囲も非常に広く取っています。なので、取材でそういった方が出られた場合は、われわれとしてはできるだけ入ってもらいたいと思って、SOSセンターからも入れるし、さまざまなルートで宿泊療養も入っていただけるルートはつくっていますので、そういった紹介もしていただきたいと思います。 われわれもやっぱり力不足なのが、そこに情報を伝えるというところがまだまだ不十分なんだろうと思います。特に保健所が完全にワークしていれば一番最初に保健所がすぐタッチして、宿泊しますかっていうのが確認できますけど、そういった確認作業自体がちょっと遅れてしまうときっていうのは、やはりあると思っています、これだけ数が増えると。だから保健所を介さずとも宿泊療養に行けるような仕組みが必要だと。 みんながみんな自宅療養希望しているから自宅療養になってるとは思ってないですよ。そういった方もいらっしゃるということです。別にそれ僕、決め付けてるわけではありませんので、保健所から連絡がなかなかないと。保健所から連絡あったら宿泊療養希望しようと思ってたけど、連絡ないから自宅療養になってしまってるという方もいらっしゃると思います。