大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文5完)立憲民主党は党として謝罪すべき
立憲民主党は党として謝罪すべきか
読売新聞:読売新聞の太田です。菅直人元首相が維新に関してナチス・ドイツのヒトラーを思い起こすと自身のTwitterで書き込んだ問題なんですけども、本日、維新の藤田幹事長のほうが立憲民主党本部のほうに抗議文を提出しました。立民内からは内容は不適切なんだけども謝罪については議員本人の判断だとの声はあるそうなんですが、党としての謝罪はまだないそうです。党として謝罪すべきかどうか副代表はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。 吉村:党として謝罪すべきだと思います。これは維新を名指しでヒトラーと同類だというようなことを誰が言ったかといえば、これは立憲民主党の最高顧問の発言です。現最高顧問です。また、総理経験者、国の外交含めて、最終責任をされていた方、そして現在の立憲民主党の最高顧問の方の発言ですから、これに対して立憲民主党が党として、公党としてどのように捉えるのか、その回答を待ちたいと思います。 日本経済新聞:ほかに質問のある方。
石原慎太郎氏の発言は問題視しないのか
France10:France10の及川です。関連してなんですけども、石原慎太郎さんが維新の会代表だったとき、よく橋下徹さんのことを、若いころにヒトラーに似ていると言ってましたが、それは問題視しないんでしょうか。 吉村:それは石原慎太郎さんが橋下さんに対して、石原さんが橋下さん自身に言ったことだというふうに思っています。今回は、われわれは維新の会、よく取り上げられているのは、橋下さんに対して言ったような話になっているんですけど、今回、菅直人さんがおっしゃったのは、維新の会に対しておっしゃってます。維新の会に対して言われている以上、これは立憲の最高顧問として言われている以上、われわれは維新の会として立憲民主党に抗議するのは当然だし、謝罪を求めるのは当然だと思っています。 France10:先ほどの都構想の件についてなんですが、都構想という名前は不敬ではないかと思うんですが、どうでしょうか。 吉村:大都市制度というのは、都区制度というのが存在しています。東京都はその都制度、地方自治法上の都区制度、都制度を採用しています。大阪都構想のこの都制度、これはまさにこの都区制度を採用しようと、都区制度を問う住民投票でもあります。なので、まったく関係ないと思っています。 France10:じゃあ、都をみやこだとお考えになっていないということですか。 吉村:メトロポリタンだというふうに考えてます。なので、首都は東京だと思ってます。都構想は成立していると。 France10:だから、日本の文化としてのみやこと考えていらっしゃらない? あくまで、アメリカ的なキャピタル、首都という考えでしかないということでしょうか。 吉村:そうです。首都は東京ですから。われわれは副首都を目指していますので、あくまで行政の区分としての都区制度を目指すということです。 France10:歴史にあまりご関心がないということのような気がしますけども、そうですね。あと、女性天皇、女系天皇の問題で、吉村さん、2年前にTweetで、「女性天皇と女系天皇は全く違う。まずここの理解が重要だ。男女平等は重要。憲法14条の理念。僕が男女平等やLGBT施策をやる理由。しかし、天皇制は2000年にわたる万世一系の男系。14条と憲法第1章が同居してる。男女平等論で天皇制の結論を出してはいけない。」と、こう書いていらっしゃるんですが、谷澤栄一さんとか保守の方が、天皇制というのは、一番初めに言ったのはコミンテルンで、打倒の対象として言ったわけでございまして、例えば日本共産党ですら天皇を廃止しないということで、こういう天皇の制度というふうにやってますが、天皇制という語を使うのは不適切じゃないでしょうか。