大阪市・松井市長が定例会見10月7日(全文3)経済悪くなれば逆に都構想は必要
時間的に無理だと言われたと聞いている
それと、それを出すなという話だけど、僕らは反対派の皆さんにも、自分たちが学者、反対の学者を呼んできて、そういう意見交換をやりましょうよということも自民党や共産党にも伝えたけど、彼らはその会議にも出てこなかったんです。意見交換会。ボイコットした。だって日日新聞はそのボイコットしたことは一切書かへん。彼らがその会議体に出てこないっていう。おかしいじゃないですか。 大阪日日新聞:出てこないことも書いてますよ。出てこなかったというふうに書いてますけど。 松井:書いてる? 大阪日日新聞:はい。 松井:でも彼らも反対意見があるんだったら、そこへ出てきて、学者さんも来てるんだから、そこへ出てきて反論すればいいだけ。 大阪日日新聞:今、市長がおっしゃった、反対派の学者も呼んできたいということはおっしゃっていました。それはいらっしゃると思いますけど、副首都のほうにも言われたと思いますけれども、ちょっと時間的にもう無理だということを副首都の側から言われたというふうに聞いています。 松井:それは、日程というのは調整するけど、投票日決まってるわけだから。それはやっぱり日程の中で調整するのが当然だし、われわれが、われわれとも、われわれも一緒に【****00:56:21】するんだと。でもそれは具体的に彼らが、反対の学者というのは、彼らからの提案というのは、名前の提案もなかったんでね。もし本気でやるならやる、学者を呼んでくれと。どっか、テレビ局やってよ。反対の学者、呼んできてよ。毎日新聞、毎日放送。それやるよ。賛成・反対の学者入れてよ。やりたいの、僕は。反対の人たちも。まったく出てこないから、ぜひそれはお願いしたいなと思います。
見通しが付いてからでも遅くないのでは
それからもう1個、今やるべきか。いつやるの? 二重行政の問題って、メディアの皆さん、いつからこれ二重行政の、府市合わせっていう造語はメディアが作ったんだ。メディアが。いつやるの? もうこれずっと、府市合わせってメディアが作ってから、僕が気付くだけで、もう20年は経過してるよ。これで早過ぎる? ちょっと1人1人、時間の感覚が違うだけなんじゃない? 大阪日日新聞:早過ぎると言っているわけじゃなくて、不確定要素が、税収にせよ財政のシミュレーションにしろ、コロナがいつ収まるかにも、それも議論はいろいろあるわけでして、少なくとも見通しが付く、例えば今、大阪市のほうは税収減、出してきてますけども、大阪府のほうはまだ分からないと。こんなところも含めて、ある程度見通しが付けるようになってからやっても遅くはないんじゃないですかっていう話で、これまでずっと長いことやってきはったってこととは別としてです。 松井:まずこれまでずっとやってきたことと別にはできませんから。これ府市一体でやってきてるんでね。それと分けるっていう話じゃないんです。その制度を、今は人で成り立ってる制度を見直そうという話。これ、過去はもういいじゃないですかという話です。 大阪日日新聞:過去がいいという話ではなくて、大阪市民。 松井:過去があるから、われわれ、これ、役所の制度を見直そうというところにきてる。過去、うまいこといっていたらやらない。 大阪日日新聞:だから大阪市民が今選びたい、安心に選びたいということであれば、少なくとも税収の見通しですとか、財政シミュレーションですとか、コロナを反映されたものが出てきたのちでも遅くはないんじゃないかという、そういうことです。 松井:だからそれもうさっきから何回も言うけど、コロナで税収厳しくなれば、なればなるほど二重の行政に戻しちゃ駄目なんじゃないの? というのが僕の考え方。だから、これは不確定要素はあります、コロナ。ただ、これは相手の言ってるのも、これ不確定。コロナがずっと続く。日日新聞が言うようにコロナで経済、大阪、これもうどんどん悪くなる一方だっていう考え方もあるかもしれない。われわれは、コロナはいっときの現象だと思っているから。お互いそれぞれ前提条件、これどちらも確定じゃない。でもそういう前提条件であっても、悪くなるという前提条件、自民党の条件であっても、じゃあ二重行政で府市対立すればもっと悪くなる。