大阪府・時短営業・外出自粛の延長決定 吉村知事「年末年始はご自宅でちぢこまる感じでお願いします」
大阪府・時短営業・外出自粛の延長決定 吉村知事「年末年始はご自宅でちぢこまる感じでお願いします」
大阪府は25日、大阪府庁で「第33回新型コロナウイルス対策本部会議」を行い、今月29日までとしていた大阪市内の飲食店に対する時短営業の要請、府民への不要不急の外出自粛の要請について来年1月11日まで延長することを決定した。大阪府の吉村洋文知事は「大変申し訳ないんですが、引き続きお願いしたいと思います」と話している。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策本部会議 時短営業、外出自粛延長を決定(2020年12月25日)
会議などによると、営業時間短縮要請は、居酒屋などのほかキャバレーやホストクラブといった接待を伴う飲食店、酒類の提供を行うバーやナイトクラブ、カラオケ店などが対象。営業時間については午前5時から午後9時までとしている。 また、これらの要請に応じた店に対しては、延長期間の13日間、大阪市からの上乗せ分も含め、計72万円の協力金を支給するとしている。
府民に対しては、忘年会、新年会、成人式後の懇親会への参加を控えることや帰省は控えること。カウントダウンイベントや、繁華街などで自然と集まって主催者カウントダウンなどを行う主催者がいないイベントへの参加を控えること。初詣をする場合は、できるだけ密を避け、時期を分散することなどを呼びかけていく。
吉村知事は今回の決定について「現在の大阪の状況ですが、この間、大阪モデルで赤信号を点けて医療非常事態宣言を出しました。多くの事業者のみなさん、府民のみなさんにご協力をいただいて感染拡大の山は少しずつ抑えられています。一方で重症病床使用率、ひっ迫度が70%近い状況です。全国的には感染が右肩上がりになっている状況を考えた時に、いまお願いしている時短要請については大変申し訳ないんですが、引き続きお願いしたいと思います」と説明した。
また「年末年始はステイホームでお願いしたいと思います。いろんなご予定がある方が多いと思います。今年の年末年始はご自宅でちぢこまる感じでよろしくお願いします」と強く府民に呼びかけた。
会議終了後の囲み会見では、報道陣から多くの質問があった。 「忘年会や新年会といった細かな具体的なメッセージを出したねらいは?」という質問に対し、吉村知事は「年末年始をどうすごされるか、いろんなイベントがある時期なので具体的な中身ごとにメッセージを発信することが適切だろうということで発信させていただきました」と答えた。
また「レッドステージの解除について想定などはしているか」という質問に対しては「レッドステージの解除については、もう基準を設定しているので60%未満が7日連続した段階で赤色から黄色信号に灯す、イエローステージになるという判断です」と答えていた。