年末年始にかかりつけの産科医療機関が休診していることなどを想定し、大阪府は23日、年末年始に「新型コロナウイルス感染拡大に伴う妊産婦向け電話相談」を開設すると発表した。心のケア相談として「新型コロナこころのフリーダイヤル」も年末年始対応を行う。 【中継録画】大阪府・吉村知事が会見　年末年始の診療検査体制「一日約4千件から5千件を確保」（2020年12月23日）

新型コロナ感染拡大に伴う妊産婦向け電話相談　06・6775・8894

[写真]定例記者会見で説明する大阪府の吉村洋文知事＝23日午後、大阪府庁で

　発表によると、年末年始に妊産婦が健康面で不安を抱えやすくなることも考えられるため、今月29日から1月4日も相談窓口を開設するという。 　受付時間は午前9時から午後5時まで。電話番号は06・6775・8894となっている。

新型コロナこころのフリーダイヤル 　0120・017・556

　また、心のケア相談として「新型コロナこころのフリーダイヤル」も今月29日から1月3日までの年末年始に心の相談を開設している。 　こちらの受付時間は午前9時半から午後5時。電話番号は0120・017・556となっている。

医療体制も薄くなるため、関係機関の協力を得て開設

　年末年始の相談窓口設置について大阪府の吉村洋文知事は23日に行われた定例会見で「年末年始は、やはり妊婦さん、妊産婦さんの心のケア、そして、それ以外の皆さんの心のケアというのに、非常に医療体制も薄くなりますし、不安になる期間でもあるかというふうに思います。ですので、ここは関係機関のご協力も得ました」と話している。

吉村知事「特に年末に向けて、不要不急の外出の自粛を」

　また、年末年始について「年末年始の体制につきましては本当に多くの医療機関、医療従事者の皆さんのご協力を得て、なんとか体制を整えています。ただ、やはり手薄になるのは間違いありません。今から感染する人が年末年始に救急で運ばれたり、入院することになります。これは回避することができますので、今日以降、特に年末に向けて、不要不急の外出の自粛、ぜひそれをお願いしたい」と強く府民に訴えていた。