大阪・来月11日まで時短要請、外出自粛延長を決定 吉村知事「成人式はそれぞれの市町村で判断を」
大阪・来月11日まで時短要請、外出自粛延長を決定 吉村知事「成人式はそれぞれの市町村で判断を」
大阪府は25日、大阪府庁で「第33回新型コロナウイルス対策本部会議」を行い、29日までとしていた大阪市内の飲食店に対する時短営業の要請を来年1月11日まで延長することを決定した。 【中継】大阪府が新型コロナ対策本部会議 時短要請を延長へ(2020年12月25日)
重症病床のほか、中等症、軽症の病床使用率も非常にひっ迫
大阪府では、新型コロナウイルスの感染拡大状況を受け、今月16日から29日まで、大阪市内全域の酒類を提供する飲食店などに、営業時間を午後9時までとする時短営業を要請していた。 しかし、府内では重症病床のほか、中等症、軽症の病床使用率も非常にひっ迫している状況であることから、大阪市内の飲食店に対する時短営業の要請、府民への不要不急の外出自粛の要請を今回来年1月11日まで延長することを決定した。 営業時間短縮要請は、居酒屋などのほかキャバレーやホストクラブといった接待を伴う飲食店、酒類の提供を行うバーやナイトクラブ、カラオケ店などが対象。営業時間については午前5時から午後9時までとしている。 これらの要請に応じた店に対しては、延長期間の13日間、大阪市からの上乗せ分も含め、計72万円の協力金を支給するとしている。
「忘年会、新年会、成人式の後の懇親会なども控えてほしい」
大阪府の吉村洋文知事は「府民のみなさん、事業者のみなさんの時短要請を含めた様々なご協力をいただいてまして、感染拡大の山を抑えているんじゃないかと思っています。一方で病床のひっ迫、これは非常に厳しい状況にあります。中等症、軽症の病床使用率も非常にひっ迫している状況でもあり、この状況を考えた時に、これまでお願いしている時短要請、これについては苦渋の判断ですけど一定は延長しなければいけない」と話した。 会議の中で吉村知事は「医療体制のひっ迫などを考えると、今の時短要請のお願いを含めて継続せざるを得ない。1月11日までに設定したいと思います。専門家から年末年始について、忘年会、新年会、成人式の後の懇親会なども控えてほしいと。カウントダウンについても控えることを呼びかけていく」と話した。