五輪談合「組織委元幹部の逮捕は誠に遺憾」小池都知事会見2月10日(本文1)
グリーンファイナンスにも力入れたい
それから、今回のロンドン訪問ではサディク・カーンっていうロンドン市の市長と、それからシティ・オブ・ロンドンという金融街と、お2人のメイヤーにお会いして、片方の金融街のほうはシティ・オブ・ロンドンのロードメイヤーという名称になります、649代、ニコラス・ライオンズさんと会談を行いました。国際金融都市として両都市が絆を深めるということで、役割を果たすことの重要性を確認させていただき、さらに連携の強化の枠組みを合意いたしたところでございます。 私のほうから、都が取り組む金融の対策として、3つの柱をお伝えしました。1つがグリーン、2つ目がデジタル、そして3つ目がプレーヤーということで、3つ合わせるとGDPになるんですけれども、どれも今、金融の活性化、金融市場の活性化に欠かせない3本の柱となっております。グリーンファイナンスも、これはシティも大変力を入れているところでございますので、これからも連携やノウハウなどなど、それからルール作りなど、これからも連携を強化することによってGX、グリーンファイナンスという点も都として力を入れていきたいと考えております。 記者:ありがとうございました。では各社の質問に移ります。質問の際には社名と氏名を名乗った上で、知事の氏名を受けてからご発言ください。
五輪談合、事態解明に向けた都の役割は
記者:ありがとうございます。朝日新聞の笠原です。五輪の談合事件について伺います。今週、組織委の元次長が独禁法違反で逮捕されるという事態に発展いたしました。都は今後も、有識者も含めて調査をしていくと。その中で組織委のガバナンスについても調査をしていくというところかと思います。事態の解明に向けて、東京都、開催都市としての役割というのも非常に大きいじゃないかというふうに考えているんですけれども、あらためて都の役割について知事としてはどのようにご認識があるのかということを伺いたいのが1点と、今後の都の調査において、どのような点を重視して調査を行っていくか、この2点お願いいたします。 小池:組織委員会の元幹部が逮捕されたことというのは、誠に遺憾であります。組織委員会がすでに解散しております関係からも、清算法人には引き続き捜査に全面的に協力するようにということを伝えております。また、外部有識者を中心として調査を進めているところでございまして、これについては捜査の妨げにならないような工夫などもしながら進めていくことになろうかと思います。 それと、1つ思い出していただきたいんですけれども、こちらも、組織委員会に人もお金も出していたということからも、最初、拠出金を出していたんですけれど、途中で組織委員会から57億円は返されたというような事実もございました。いずれにしましても、都としてはこれからも外部調査、外部の方々を入れた調査を進めていくということです。 記者:ありがとうございます。関連してもう1点なんですけれども、都としても調査の中で、組織委に派遣されていた都の職員についてもヒアリングを行ってきております。今後については派遣されていた期間なども拡大をしてヒアリングを続けているというところかと思うのですが、これまでの報告の中で、そういえば、この談合事件をにおわせるような証言があったかなど、そういった報告などはなかったでしょうか。どのような報告を受けていらっしゃるでしょうか。 小池:それも含めまして、捜査との関連もございますので、外部有識者中心として捜査を進めているというところでございます。 記者:ありがとうございます。 小池:MXさん。 【書き起こし】小池都知事会見2月10日 全文2に続く