東京都心でも積雪予想 気象庁と国交省が警戒呼びかけ
東京都心でも積雪予想 気象庁と国交省が警戒呼びかけ
本州の南海上を東進する前線を伴った低気圧の影響で、関東甲信地方では10日朝から広い範囲で雪が降り、都心を含む平地でも広く積雪となる見込み。国土交通省と気象庁は9日、「大雪に対する緊急発表」を行い、車両の立ち往生をはじめとする交通障害などへの警戒を呼びかけた。 【動画】東京都心でも積雪予想 気象庁と国交省が警戒呼びかけ(2023年2月9日)
気象庁によると、現在の予報では10日朝から降り始める雪は、午後に沿岸部を中心に雨に変わる見込み。ただ、降水量が予想よりも多くなった場合や、雪から雨に変わる時間が遅くなった場合は、平地を含め、広い範囲で警報級の大雪となる可能性があるという。 10日正午までの24時間の予想降雪量は多いところで▽東北太平洋側南部10センチ▽関東地方北部山地5センチ▽関東地方北部平地2センチ▽関東地方南部山地5センチ▽関東地方南部平地5センチ(東京23区は1センチ)▽甲信地方10センチ▽静岡県山地5センチ。また11日正午までの24時間の予想降雪量は▽東北太平洋側南部20~40センチ▽関東地方北部山地20~40センチ▽関東地方北部平地10~20センチ▽関東地方南部山地10~20センチ▽関東地方南部平地5~10センチ(東京23区は1~5センチ)▽甲信地方20~40センチ▽静岡県山地5~10センチ。 国土交通省は「公共交通機関でも大規模な遅延や運休が発生する可能性があるので、テレワークを積極的に活用するなどして、不要不急の外出を控えてほしい。企業も、社員に雪の影響が出る時間を避けた通勤時間にすることなどを推奨してほしい」と呼びかけている。