【2024-25年】冬休みに見たい展覧会21選[東京編]
【11~2月】「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」(麻布台ヒルズ ギャラリー)
全世界で絶大な人気を誇る『ポケットモンスター』シリーズと工芸作家のコラボレーション展。2023年3月~6月に石川・国立工芸館で行われ、その後、アメリカや日本各地の巡回を経てバージョンアップして東京で開催されている。今回は追加作品を含む約80点を展示。ポケモンと工芸が正面から出会ったらどんな「かがく反応」が起きるのか? この問いに人間国宝から若手まで20名のアーティストが挑んだ。ポケモンの姿かたちや仕草、気配などを呼び起こす作品や、進化や旅の舞台、技などゲームの記憶を辿る作品、日々を彩る器や着物などに誘い込まれたポケモンたちなど、多様な作品が一堂に会す。展示の様子はこちらのレポートから。 会場:麻布台ヒルズ ギャラリー 会期:11月1日~2025年2月2日
【11~2月】「須田悦弘 展」(渋谷区立松濤美術館)
独学で木彫の技術を磨き、朴の木を用いて実物大の植物彫刻を制作してきた須田悦弘。須田によって生み出される植物は、思いがけない場所にさりげなく設置されることで空間と作品が一体となり、独自の世界を構築する。本展では、初期作品やドローイング、近年取り組んでいる古美術品の欠損部分を木彫で補う作品、新作も集結している。 会場:渋谷区立松濤美術館 会期:11月30日~2025年2月2日
【11~2月】「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子―ピュシスについて」(アーティゾン美術館)
2020年の開館以来、毎年アーティゾン美術館で開催されている石橋財団コレクションとアーティストとの共演「ジャム・セッション」展。今回は、国際的なアートシーンで注目を集める毛利悠子をゲストとして迎える。「インプロヴィゼーション(即興演奏)」や現代/実験音楽の「エラー」や「フィードバック」 を作品空間に組み込み、振幅やゆらぎ、変動や不確定さを重視してきた毛利。所蔵コレクションから選ばれたクロード・モネ、アンリ・マティス、パウル・クレー、ジョルジュ・ブラック、マルセル・デュシャン、ジョゼフ・コーネル、藤島武二といった作家との時代を超えたコラボレーションを楽しむことができる。 会場:アーティゾン美術館 会期:11月2日~2025年2月9日