締め付けない柔らかなオーガニックコットンインナーで、女性の心身の不調に寄り添う
①「hinna(ヒンナ)ふわリブ オーガニックコットンシリーズ」は肌触りの柔らかなインナー ②ゴムを使わず、締め付けの少ない設計で、女性特有の心身の不調にも応える ③綿花のトレーサビリティを確保し、製造から販売まで環境負荷の軽減に配慮する
エル・ローズ(福井県福井市)が企画製造・販売する「hinnaふわリブ オーガニックコットンシリーズ」は、柔らかい肌触りを特徴としたインナーだ。女性が年齢を重ねるにつれて経験する身体の不調や肌ストレスといった健康課題に着目し、ゴムを使わず、締め付けの少ないインナーを開発した。原料の綿花は、産地から編立までトレーサビリティを確保し、環境に配慮した紡績や有機農法を通じて自然への影響を最小限に抑える。同社Eコマース事業部マネージャーの戸枝千絵氏と商品企画デザイナーの中川めぐみ氏に開発の思いを聞いた。(オルタナ副編集長=北村佳代子) エル・ローズの「hinnaふわリブ オーガニックコットンシリーズ」は、オルタナとサステナ経営協会が共催する「サステナブル★セレクション2024」の三つ星に選ばれました。次回の一つ星エントリーは、1月14日まで受け付け中です。 エントリーフォームはこちら
■「エシカル」に「フェムケア」の要素を加える
――「hinnaふわリブ オーガニックコットンシリーズ」の開発経緯を教えてください。 戸枝:当社はインナーウェアなどを製造するメーカーですが、エシカルな商品を集めたセレクトショップ「サンテラボ」も展開してきました。 開発に際しては、この「サンテラボ」が大切にしてきた「エシカル」な商品であるだけでなく、社会課題を解決する製品にしたいと考えていました。そこで着眼したのが女性の健康課題です。 自分自身の経験を振り返っても、インナーウェアに求めるものはライフステージとともに変化してきました。若いころは、ガードルのように体型をサポートする機能を求めたこともありましたが、年齢を重ねるにつれ、快適さの感じ方が変わってきました。身体をきつく締め付けることが、健康にどんな影響を与えるかも気になるようになりました。 女性には、産前産後や更年期の身体の変化だけでなく、生理中のつらい時でも我慢するなどの生理周期による心身の「ゆらぎ」があります。こうした女性特有の「ちょっとつらい」気持ちに寄り添い、リラックスできて心も身体も休まるようなブランドとして、「hinna(ヒンナ)」を立ち上げました。 ブランド名の「hinna」は、「時間をみつける」という意味を持つスウェーデンの言葉から取っています。自然や環境、そして自分と向き合う時間を持つことの大切さを届けたいという想いを込めました。 「hinna」は、40代以上の女性を主たるターゲットに、締め付けないことの心地よさを訴求した幅広い商品を展開しています。このブランドの軸になっている製品が「hinnaふわリブ オーガニックコットンシリーズ」です。