締め付けない柔らかなオーガニックコットンインナーで、女性の心身の不調に寄り添う
■締め付けない解放感が、顧客ニーズをとらえる
――お客様からは、どのような評価を得ていますか。 お客様から最も高く評価いただいているのは快適な着用感です。「これからこれ以外の下着はつけられない」とおっしゃってリピート買いしてくださる方も多くいます。そうしたお声は、私たちの励みにもなっています。 また、「サンテラボ」から生まれたエシカル商品ということで、昔からショップのファンでいらした方々にも本商品が届いており、嬉しく思っています。 商品企画だけでなく、ウェブを通じた販促・広報活動も少人数で対応していますので、まだまだ発信不足でお客様とのコミュニケーションを十分にできていない点は今後の課題だと感じています。 加えて、エシカル商品は、原価が高い分、それを価格に反映せざるを得ない点があります。 敏感肌の方も安心してご着用いただけるオーガニックコットン生地に、締め付けない心地よさという「フェムケア」の要素が加わっている点を価値として訴求し、さらに、ゴムを使わず縫い目にもこだわって開発している当社ならではの特長を伝えながら、女性の健康課題に寄り添うブランドとして育てていきたいと思います。
■ファストファッションなどの業界の課題にアプローチしていく
――今後の展望について教えてください。 アパレル業界は、ファストファッション問題などの課題が山積しています。 インナーウェアの製造メーカーとして、オーガニックコットンを採用するだけでなく、例えば裁断くずを減らす企画設計や、環境負荷の少ない染色素材の選定など、業界全体の課題にアプローチしていきたいと考えています。 「hinna」の今後については、40代、50代女性だけでなく、産前産後の女性や、更年期以降のシニア層に対しても、身体の変化や不調に寄り添うブランドとして、広く知っていただけるよう注力したいと考えています。 また年齢を重ねると身体に悩みが出てくるのは男性も同じです。「hinna」とは別ブランドでの展開になるかもしれませんが、「hinna」で開発した尿漏れ対応の吸水布ショーツなど、更年期の男性向けに展開していく取り組みにも、将来、挑戦したい気持ちはあります。 ※エル・ローズの「hinnaふわリブ オーガニックコットンシリーズ」は、オルタナとサステナ経営協会が共催する「サステナブル★セレクション2024」の三つ星に選ばれました。次回の一つ星エントリーは、1月14日まで受け付け中です。 エントリーフォームはこちら (https://www.alterna.co.jp/135966/)