新しいiPad Proは“仕事”で使えるか? 1週間試してみた!
また、iPadのスタンバイ中にApple Pencilでトントンと画面をタップすると「メモ」アプリが立ち上がるので、手帳を開くよりもスピーディーにメモが取れます。Apple Pencilユーザーならお馴染みですよね。 そのうえ、新しいApple Pencil Proなら触覚フィードバックや指先に力を入れるとツールパレットが表示される「スクイーズ」機能の追加など、使い勝手が大幅に向上。
特に「取り消し」がダイヤル状に表示でき、クルクル回すと連続取り消しができるようになったのは画期的。これまでの取り消しボタン連打や、消しゴムで細かく消したりする煩わしさからようやく解放されました。
iPadのカメラで撮った写真をそのまま「メモ」アプリに貼り付けできるのもiPadならではの使い方。「メモ」アプリはiCloudでメインマシン(私の場合はMacBook Air)と同期できるので、デスクに戻ったら取材写真つきのメモからそのまま原稿を書くことができます。 もちろんMagic Keyboardをつけてそのまま原稿を書くのもOK。テキストベースの仕事ならコレ1台でいつでもどこでもすぐに取り掛かれます。私もこの原稿を半分はMac、半分はiPad Proでシームレスに書いていますが、まさに快適そのもの。iPad miniでは小さすぎてできなかった文書作成も、iPad ProとMagic Keyboardならノーストレスでできるんです。
影を自動で消してくれるスキャン機能!
新型iPad Proではスキャン機能も進化しました。これまで書類をスキャン撮影すると撮影者の影が写り込んでしまうことが多々ありましたが、自動処理で影を取り除いてくれるようになったんです。これは地味にうれしい。
使い方もシンプルで、「カメラ」アプリが書類を認識するとスキャンモードが表示され、タップするとそのまま自動撮影してくれます。スキャンした書類はPDFとなり、保存後にApple Pencilで書き込むことも可能に。さらに画像の文字はOCRでテキスト情報にも変換されているので、スキャンした文字をコピペすることだってできちゃいます。 リアルな会議ではいまだにプリントアウトされた書類が配布されているもの。そんな時はこのスキャン機能でデータ保存をしておくと、デスク上の書類の山から解放されますし、後で資料を見返すのも楽々です。 ちなみに私自身、書類や写真に赤字を入れる校正作業が多いのですが、Apple Pencilでササッと書き込めるのは本当に便利。iPadを使うまではプリントアウトして赤字を入れてスキャンして……という手間がかかっていましたが、iPadのおかげですっかりペーパーレス化が実現しました。皆さんもそろそろiPadで“紙離れ”しませんか?(笑)