【初のハイブリッド911登場!】クーペに加えコンバーチブルとタルガバージョンもフレッシュアップ!改良された新型ポルシェ911の全情報!
ニュルのタイムを8.7秒短縮
ちなみに、「GTS」は後輪駆動と四輪駆動のどちらかを選択できるが、今回初めて後輪駆動の方が高速であることが証明された。プロトタイプの短い試乗で、「GTS」の性能を印象的に実証することができた。もちろん、正確なタイムは後ほどお知らせする。また、ポルシェはエンジンルームに搭載された新技術にもかかわらず、「911」の車両重量を1,600kg以下に抑えることに成功している。ちなみに、「GTS」は20.8kmのニュルの北コース、ノルトシュライフェを7分16.93秒で走り、8.7秒も短縮した。素晴らしい!
装備: 中央のアナログ式回転計は廃止
インテリアについても、再発明ではなくさらなる開発が行われたと言えるだろう。特にデジタル化の面で、「992.2」は改良されている。熱烈なファンにとっては、2つの点が残念に思えるかもしれない。まず、ステアリングホイールの左側にあったキーがシンプルなスタートボタンに変わったことだ。しかし、アナログ式回転計が廃止されたことの方が、彼らにとっては、はるかに大きな意味を持つだろう。
「911」では初めて、12.6インチの湾曲型ディスプレイを備えたフルデジタルの計器クラスターが採用された。クラシックな「911」モデルにインスパイアされた「5連メーター」を含む、最大7種類の表示オプションが用意されている。中央には、最適化されたカスタマイズオプションを備えた10.9インチのインフォテイメントシステムが残されている。 スポーツカーでは一般的だが、ドライバーはかなり低い位置に座り、シートの横方向のサポートは十分にある。ちなみに、「911」は標準仕様では2シーターだが、クーペは追加料金なしで2+2シーターにすることもできる。ただし、後部座席は緊急用シートのようなもので、長身の人や長距離の移動には適していない。
テストドライブ:GTSは走り出すことを切望している
しかし、理論はこれくらいにしておこう。我々はすでにサーキットで「911 GTS」を運転する機会を得ている。「GTS」は予想外に急激に、そして予想をはるかに超える激しさで加速する。トラクションは得られるが、コーナーを抜けるとすぐに後輪が限界に達する。 スポーツプラスでは、完全に制御を放棄することなく、楽しいパワーオーバーステアを実現できる。しかし、さらに素晴らしいのは、フロントアクスルのグリップと、リアがいつでも制御された形で旋回できるという事実である。この「GTS」は完璧なバランスに仕上げられている。
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