予算&人数別! 年末年始に行くべきエディターおすすめの人気店4選
【2人でゆっくり_食事予算ひとり約¥5,000】
徳岡勘兵衛茶舗/根岸 お茶の香り漂い、古物の並ぶ店内で味わい深い趣にひたる 東京・根岸という土地で和の骨董が静かに並ぶ趣ある店内で楽しめるのがお茶割と丁寧に作られたおでんを中心としたおつまみ。東京の下町文化を肌で感じて育ったという店主の徳岡代介さん。「食事をして、お酒を飲んだ帰りに、ほっと一息つきながら夜にお茶でも嗜めるような店が欲しかった」とこの店をオープン。喫茶とも居酒屋とも言い難い希有な存在で、不思議な居心地よさがある。 徳岡さんは親戚が浅草の茶問屋だったこともあり、子どもの頃からお茶に親しみ、数年前には自身で静岡に畑を借り、月の大半は現地でお茶の栽培や製造に携わっている。 「お茶は芽吹くところから収穫、加工をして入れるまで、すべての工程を自分で見届けられるところが魅力。本物の手仕事への憧れがあります」と語る。 煎茶、ほうじ茶、和紅茶など主に自家製の上質なお茶と、それらで酒を割ったお茶割りの種類が豊富で、他にも気の利いた日本酒や焼酎なども扱う。料理は徳岡さんの同級生という雨田穰さんが担当。元々店番をしていた料理上手な徳岡さんのお母さんより伝授され、基本を押さえて手を抜かない、丁寧な家庭料理におなかも心も満たされる。 お酒を飲まない人と一緒の時も、もう一杯飲みたい人とも、懐深く緩やかに受け止めてくれる貴重でありがたい存在。
おでんの具も手作り
だしのよく染み込んだおでん(¥300~)。がんもどきや餅巾着も手作り。箸置きはかつて作られていたという陶器製手榴弾の陶片。店内にかけられた手書きの短冊からメニューを選んで。料理は定番が多いが、季節によって替わることも。
すっきりした香りのお茶割
一番のおすすめは「 煎茶のお茶割り」(¥1,000)。茶葉をたっぷり贅沢に使い、急須で最後の一滴までを表面にのせるように丁寧に落として香りを出す。軽やかな味わいについついグラスが進む。 ●東京都台東区根岸3-1-9 1F Tel/03-5808-6858 営業時間/17:00 ~ 23:00、 日曜15:00 ~ 23:00 定休日/水・木曜 Instagram/@tokuokakanbechaho