「節電より熱中症対策の優先を」大阪・吉村知事会見6月29日(全文1)
熱中症に気を付けていただきたい
ですので、またこのゲノム解析っていうのは少し前のデータを分析しておりますので、今、若干増えてるということが、どこまでこれに影響してるかどうかっていうのは、少し時間がたたないと分からないということにはなりますが、ただ、少しずつこの亜系統も増えているというのが今の現状です。少し増加傾向にあります。また、見張り番指標もアラートが鳴っているという状況です。府民の皆さんにおかれましては基本的な感染対策をよろしくお願いいたします。 熱中症についてです。この時季、熱中症に注意です。梅雨も明けたということで、この梅雨明けも、たぶん戦後観測史上、最速で明けたという状況でもあります。また暑い日が今後続くことが想定されます。熱中症に気を付けていただきたいということについてのお知らせです。毎年7月から8月にかけて熱中症による救急搬送の人数が急増いたします。今はまだ6月で、もうすぐ7月ですけども、もう梅雨も明けましたので、この熱中症に気を付けていただきたいと思います。 熱中症予防のためには、熱中症警戒アラートというのがございます。ぜひこれ登録していただいて、効果的な予防行動を取っていただけたらと思います。まず事前の情報を入手して暑さ対策ということで、熱中症警戒アラートというのがあります。特に熱中症の危険性が高いというようなとき、そういう環境になると前日の夕方、あるいは当日の朝に、この熱中症警戒アラートが鳴るということになります。 いつどういうふうに発表されるのということですけども、大阪府内のどこかで暑さ指数の予測値が33以上になるという日の前日の17時、夕方5時か、あるいは当日の朝5時ごろに発表されるということになります。
エアコンを活用して温度調整を
この暑さ指数はなんなのということですけど、ただ単に気温だけじゃなくて湿度なんかも考慮して、気温や湿度等を考慮した上で熱中症のリスクが高くなりそうだねというこの指数が暑さ指数ですけども、これが33以上になる日については前日の夕方5時か、あるいは当日の朝5時に熱中症警戒アラートが鳴るということになります。 これは気象庁が出しております。気象庁と環境省のウェブサイト、テレビ等でも確認できます。また、熱中症警戒アラート登録ということをやると、ここでメール配信サービスなんかもありますので、無料でこの発表の情報を受け取れるということになりますので、ぜひまたこういったものもご活用していただけたらと思います。 じゃあ発表されたときどうするかということですけども、昼夜問わず、やはりエアコンを活用していただいて温度の調整をお願いしたいと思います。外出はできるだけ控えて、暑さ対策を取って、暑さを避けるということをお願いします。そして特に高齢者、お子さんなど熱中症のリスクが高い方については注意するように呼び掛けをお願いします。そして外での運動であったり、そういったことについては、できるだけ中止をお願いしたいと思います。そして小まめに水分を取っていただいて、あるいは塩分を取って、補給していただけたらと思います。で、暑さ指数をぜひ確認してもらえたらというふうに思います。ぜひこの熱中症警戒アラートを使って、その人の生活状況にもよると思いますけども、熱中症には気を付けていただきたいと思います。 そしてまた、今年は全国的に節電の要請が行われています。節電の要請と熱中症対策の要請、どちらを優先したらいいんですかということに対しては、熱中症対策のほうを優先してください。節電よりも熱中症対策のほうを優先していただきたいと思います。熱中症は命にも関わる、そういったものでもありますので、ぜひ熱中症のほうを優先してもらいたいと思います。 とりわけ高齢者、子供、室内、ここに注意をしていただきたいと思います。熱中症のリスクが高いのは高齢者と、そして子供です。とりわけ高齢者です。大阪府の熱中症の搬送事例の半分以上が高齢者です。ですので、ニュース等では、例えば体育の最中に熱中症が多く発生しましたとかがよく報道されたりしますが、全体を見れば、実は高齢者がもう半分以上を占めていると。熱中症は特に高齢者の方が気を付けるべきものだということになります。