電力需給ひっ迫「注意報・警報時は府からも節電を要請」大阪・吉村知事会見6月29日(全文2)
大阪府の吉村洋文知事は29日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月29日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年6月29日) ◇ ◇
感染対策と熱中症対策、どちらを優先すべきか
朝日新聞:ありがとうございます。先ほど熱中症のところで、節電とどちらが大事ですかという場合は熱中症対策を優先してくださいというメッセージ、ありました。今回、感染対策と熱中症対策という意味では、屋外でのマスクを着用についてのご説明もあったかとは思うんですけれども、悩む場合、場面が多い、府民にとって多いかと思うんですが、感染対策と熱中症対策という意味ではどちらを優先したほうがいいか、知事のメッセージがありましたらお願いします。 吉村:これはもう熱中症のリスクが高いと判断した場合は、もう熱中症対策を優先してください。熱中症については、やはり救急搬送される場合もありますし、急激に起きるということにもなります。ですので、それぞれの人の生活環境とかの生活場面とか体調とかさまざまあると思いますから、一律にこうしてくださいというのはなかなか難しいんですけれども、また、感染リスクの高い場面等々でこのマスクを着用するというのも重要なことだと思ってます。 なので、基本的にはだから屋外であったりおしゃべりをしないような場面、そして熱中症のリスクが高い場面については熱中症対策、これはマスクだけじゃなくて水分を取るとか、いわゆる塩分を取るとかそういった、できるだけ涼しいところで過ごすとか涼しい場所を選ぶとか、そういったケース・バイ・ケースだと思いますけれども、この時期はちょっと熱中症対策、そこをぜひ意識していただきたいというふうに思います。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:毎日放送さん。
府営公園のプールをオープンする理由は
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。府営公園のプールオープンについてお伺いいたします。府内のプールについては今年も閉鎖するという発表をされたところもあったりします。その中で府営公園をオープンする理由についてお伺いできますでしょうか。 吉村:やはりコロナといかに共存していくのかということも重要だと思います。とりわけこのプールという場面においては更衣室がリスクの高い場面でもありますので、更衣室における感染対策、これは徹底して取っていきたい。その上でプール全体をやめるんじゃなくて、この暑い夏、プールで楽しんでいただくということも僕は大切なことだと思いますので、プールの、この4府営プールについては全てオープンするという判断をいたしました。 毎日放送:ありがとうございます。あと、熱中症対策についてなんですけれども、先ほどの朝日新聞さんの質問と少しかぶるところもあるかと思うんですが、節電よりも熱中症対策を、というふうに強くメッセージを出された理由についてお伺いできますでしょうか。 吉村:それはまず熱中症のリスクが高い方、これは高齢者の方が高いです。先ほどちょっと説明させてもらったとおりです。高齢者の方は気付かないうちに熱中症の症状が進んでいる場合もあります、若い方と違って。だからより注意が必要です。お亡くなりになられる方の9割は高齢者の方です。あと、大阪府でも救急搬送された方の半分以上が高齢者の方、そして全国で見ても自宅が、高齢者の場合は自宅が半分以上です。つまり自宅で暑い夏を過ごしてるときに高齢者の方が熱中症になって、そして搬送されたり、あるいは最悪の場合はお亡くなりになる場合がある。これを防ぎたいということです。で、防ぐべきだという考え方です。 とりわけ今年は政府が節電の要請をしています。そしてまた、さらに節電ポイントというのまでつくりました。つまり節電したら2000円分、サービスが入ってくる、お金が入ってくると。そしてさらに国からも節電の要請がある。じゃあ高齢者の皆さんもこれに協力しようと。節電ポイントももらえるし、そして節電を協力していこうという思われる高齢者の方、たくさんいらっしゃると思う。しかも高齢者の方は先ほど申し上げたとおり、自分は暑いと思ってないと。でも熱中症が進んでるという場合があると。なので熱中症のリスクは国の環境においても、僕はより高まってると思っています。だからこそ明確なメッセージが必要だと思います。