大阪都構想「良いものか分からない」「やってみたらいい」住民説明会
「デメリットが聞きたかった」の声も
説明会後にも市民に話を聞いた。大正区から来た男性会社員(44)は「府市の一本化で二重行政をなくす点を評価している」と都構想に賛成だと語ったが、「デメリットについての話はなくて、特別区になってから『こんなデメリットがあったんや』とならないか不安」。 説明会で反対から賛成に転じたという人もいた。天王寺区の女性会社員(44)は「(これまでは)二重行政を解消した先のメリットが感じられなかったことと、市を解体しなくても府市の役割を明確化するなどの方法で対処できるのではないかと考えていた」といい、前回の住民投票では反対票を投じた。ただ「今回の説明会で、市長と府知事が変わっても二重行政に戻らない仕組みを作ると聞いて納得した」と話した。 (取材・文:具志堅浩二)