小野の通所介護施設、213万円を不正受給 来年1~3月の新規受け入れ停止 市が行政処分
介護報酬を不正受給したとして小野市は20日、通所介護施設「リハビリセンタースマイルライフ」(同市片山町)を処分した。来年1~3月に新規利用者の受け入れを停止し、不正受給した介護給付費に加算金を加えた約266万円の返還を求める。現在利用している人への影響はないという。 長すぎるお昼休み 職員7人を懲戒処分 同施設は同市天神町のスマイルライフが運営し、デイサービスを提供している。市は7月に匿名の情報提供を受け、8月に過去5年間分にさかのぼって監査。今年5月13日から約3カ月で約213万円の不正請求があった。 市によるとサービス時間の記録を偽って不正受給したり、虚偽の記録をつけたりしていた。施設側は管理者の指示を受けて請求しており、市に対し、弁明しなかったという。介護施設への行政処分は同市で初めて。(坂本 勝)