「No Means No」。女性が自分を守るために知っておきたい、3つのバウンダリーリストとは?
境界線が重なる部分が大きければ大きいほど、相性がよい。
自分、そして自分を取り巻く人々の境界線を知ることは相性を図るツールにもなる。他人と自分の境界線が重なる部分が大きければ大きいほど、相性がよいということなのだ。婚活やリレーションシップに迷っている人は、表面的な"条件"や"スペック"などよりも、相手と3種類の境界線が重なるかどうかを基準にしてみよう。 もし、「はっきりと嫌ではないが、チャレンジしてもよいかも」と思う曖昧な境界線があり、それに対して相手も「積極的な同意」があれば「2人のチャレンジリスト」に入れてもよいだろう。 覚えておいてほしいのは、3つの境界線は流動的で変わるのが当たり前だということ。昨日イエスだったものを今日ノーと心変わりしても一向に構わない。境界線が変わることもあるのでパートナーとは常にオープンなコミュニケーションをとろう。 次に大切なのは、「これをしてしまうと自分が変わってしまう」「これは嫌だ」という境界線は、家族やパートナーにも越えさせないこと。相手が越えてこようとしたら、「ここを越えてしまうと自分が自分ではなくなるので、私の境界線を尊重してほしい。もちろん私もあたなの境界線を大切にする」と伝えよう。なぜなら、自分自身のノーを大事に守ることで、私たちは初めて相手のノーを尊重することができるから。 自分のノーを明確に言語化することは同時にイエスを知ることにもなる。そして、そのイエスが「しぶしぶ・嫌々のイエス」なら、それは「積極的な同意」ではなく「性的同意」とは言えないことを肝に銘じておこう。
text: Waka Konohana photo: Shutterstock