<衆議院選>維新の党・江田憲司共同代表の第一声【全文書き起こし】
そしてエネルギーです。エネルギー。これも1社独占の電力会社から、いっぱい票や金をもらっているこの自民党に、本当に電力の自由化で、太陽光発電会社、風力発電会社、LNG火力発電会社、地域にどんどん発電会社をつくって、雇用を生み出し、そして給料を払っていくという、そういったエネルギー、電力の成長政策も自民党では決してできません。われわれ維新の党は電線をこの電力会社から切り離して、そしていろんな会社が使えるようにする。田舎に行けば行くほど太陽光の可能性がある。パネルを敷ける。田舎に行けば行くほど風力のポテンシャル、可能性があるじゃありませんか。そこで送電線を使って、いろんな会社が小さくでもいい。雨後の竹の子のように出てくれば、そうではなくても地域、過疎で困っているんですから、どんどん会社が生まれ、そして雇用が生まれ給料が払えるようになる。これが真の地方創生ではないでしょうか。 ぜひともこうした日本の将来を切り開く成長分野に官僚の手かせ、足かせを取り払うことで新しい血、新規参入をして、多くの会社を生み、雇用を生み、そして国民の皆さんに給料を払っていく。こうした真の景気回復。お金を流すだけではなくて、物やサービスが動かないと真の景気回復は成し遂げられないんです。ぜひとも既得権益から無縁の、しがらみのない維新の党としてこうした既得権益を打破する、本当の国民本位の改革を断固いたします。 そして、原発問題です。この選挙戦で安倍政権を勝たせると、もう年明けからどんどん原発が動き始めますよ。皆さん、それでいいんでしょうか。鹿児島の川内原発はもう審査が通ってスタンバイしています。そして今、20基以上の既存の原発が再稼働に向けて審査中なんですよ。あの大震災、原発事故の反省はいったいどこに行ったんでしょうか。しかし、その教訓や反省はものかは、安倍自民党は原発村からいっぱい票や金をもらう。原発を動かすしかないんです。このもう、安全でもない、安くもない原発。それを、原発が動いてないから電気料金は3割も値上がりしたと。値上がったとうそをついてまで原発を動かそうとしています。もう原発はアメリカのエネルギー省の統計では一番高い電源と位置付けられています。1キロワットアワー当たり11セントが原発、1キロワットアワー当たり5~6セントが天然ガス、火力発電会社です。 ぜひとも維新の党は将来、この電力自由化でいろんな会社を参入させ、競争で電気料金を下げていけば、もう安くもない原発は自然に市場のメカニズムで淘汰されて、将来ゼロになっていくと、こういう公約を打ち出しています。自然エネルギー立国を目指しますけれども、すぐには自然エネルギーで皆さんの電力は全部賄うわけにはいきませんから、そのつなぎ電力で天然ガス、火力、コンバインドサイクル。高効率な火力発電所でつないでいきます。今、シェールガス革命と言って、天然ガスはアメリカでは年間平気で4分の1、5分の1に値下がりをしております。こうした安い天然ガスを導入して、天然ガス火力でつないでいく。そして並行して、風力や太陽光発電、自然エネルギーを推進していけば、必ず原発ゼロの国づくりが成し遂げられます。