森友問題「赤木ファイル」開示 妻が会見(全文2完)私の元に帰ってきてくれた
ほかにも世界の人に知ってもらいたいことがあれば
関西テレビ放送:大阪の関西テレビの諸岡と申します。今日はありがとうございます。世界に向けて発信っていうことで、とても勇気が要ることだと思うんですが、ここまでしてなぜ世界に発信したいと思ったのかということが1つと、もう1点が、先ほど、世界に向けて訴えたいこと、質問があった中で、こんなことをしているのに大臣がずっと一緒なのはおかしいんじゃないかっていうことをおっしゃっていましたけれども、この際なので、ほかにも世界の人に知ってもらいたいことっていうのがあれば教えていただきたいです。 赤木:この夫の改ざん問題は大阪で起きたことで、日本の中でも知っている方が、大阪や東京の方は知っておられても意外に地方の方は知られていません。なので、今、全国行脚といって、日本各地を巡って地方紙の人に取材をしていただいています。そのおかげもあってこの「赤木ファイル」は出たと思っています。世界の方から注目されることで、国はもう一歩前に出てくれるんじゃないかと思って期待しています。もう1つの質問はなんでしたっけ。 通訳:もし世界に対するメッセージがほかにもございましたら。 赤木:あ、ほかにあれば。先ほども申し上げましたように、きのう6月23日は沖縄の慰霊の日でした。そのことをぜひ、何度も言いますけど、世界各国の人に知ってもらいたい。遺骨が入った土砂を新しい基地の埋め立てに使おうとしているっていうことをぜひ知っていただきたいと思います。 司会:OK.どうぞ。
国や大臣に何を求めていきたいか
東京新聞:すいません、東京新聞の森本です。2問お願いします。私も一昨日、「赤木ファイル」拝読しまして、備忘記録というふうにあるんですけども、やっぱり改ざんがあった事実というものを残して未来の誰かに読んでもらおうというような意思があったんだろうなと思いました。冒頭のスピーチで、ご主人の字だとすぐに分かったと、涙が出そうになったとおっしゃっておられましたけれども、恐縮なんですけれども、518ページ、かなり大部の資料ですが、どのようにしてご覧になったとか、そのご感想をちょっともう一度あらためて伺いたいというのと。 もう1点、国の責任というか、国の取るべきことがあるのではないかというのを繰り返しおっしゃっておられますけれども、麻生大臣や、また財務省、2018年6月の報告書が終わったことによって、もう調査は終わったということを彼らは繰り返しておりますが、今回、「赤木ファイル」の内容と財務省の報告書の内容でかなり食い違うというか、分からなかったことが今回分かったことも幾つかあると思いますけれども、国や大臣の取るべき責任というか、求めることというのをもう少し具体的にお伺いできますか。 赤木:しゃべれるかな。きのう、先生の事務所で、郵送で送ってこられた「赤木ファイル」を自らはさみで切って開けて見ました。あ、おとといですね、すいません。それから私、ちょっと体調を崩していてあまりまだ読み込めていない、先生もお忙しくて読み込めていないんですけど、ぱらぱらっとめくった中では、黒塗りは最初は少ないなという感想を持ちました。夫の字を見たときに、これは本物じゃない、コピーなんですけど、私の元に帰ってきてくれたなっていう感想が一番に感じました。2つ目の質問でいいですか。 東京新聞:はい。 赤木:国に求めることは、麻生大臣の名前もこの中に出てきます。安倍昭恵さんや安倍元首相の名前も出てくるんですけど、あの方たちは再調査はしないっておっしゃっていますけど、再調査される側の立場であって、再調査しないって言う立場ではないと私は訴えていきたいです。 司会:OK.じゃあ最後お願いします。