ドジャース「世界一」組、フラーティは退団濃厚か…人気者「キケ」の去就にも注目
ワールドチャンピオンに輝いたドジャースは今オフも、着実に補強している。ユーティリティーのエドマンの契約延長を皮切りに、サイ・ヤング賞2度のスネルを獲得、今季救援のリーダー、トレイネンとの再契約にも成功。さらに、外野手のT・ヘルナンデスとも再契約で合意に至ったと米メディアが一斉に報じた。 一方で、今季の「世界一」メンバーで退団が決まったのが、ドジャースの先発の主軸を担ってきた右腕ビューラー。レッドソックスと1年契約で合意した。そして、今季途中に移籍し、けが人続出の中、エース的な役割を果たしたロサンゼルス出身のフラーティも退団の可能性が高い。 ドジャースの先発陣は来季、復活する大谷翔平、山本由伸、グラスノー、そしてスネルと4本柱が確定。さらに、けがから復帰するゴンソリンやメイ、若手のミラーやナックも控える。カーショーも再契約の可能性が高い。これに加えて、ドジャースはフリードマン編成本部長が「今オフの最優先事項」とする佐々木朗希獲得を目指している。 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は29日、フラーティについて「復帰の可能性は低い。長期契約を結ぶには、他のチームを探す必要がある」と報じた。 さらに、野手組ではFAのキケ・ヘルナンデスが戻ってくるかどうか。本人はオフのイベントなどで「戻りたい」と発言している。ポストシーズンの大暴れで、人気者はさらにファン層を拡大している。オフにチキンのお店でイベントをした時は、深夜からファンが列をなしたとも言われる。お祭り男「キケ」は来季もドジャー・スタジアムを本拠地とすることができるか。
中日スポーツ