菅野智之、20年オフメジャー断念の舞台裏「人生で一番泣きました」巨人残留は締め切り5分前
BSテレ東は1日「エース達のなぜには物語がある 田中将大と前田健太と菅野智之のなぜにはドラマが」を放送。巨人から海外FA権を行使してオリオールズへの移籍が決まった菅野智之投手(35)が、20年のメジャー移籍断念の舞台裏を明かした。 【写真】菅野智之、送別会の激エモショット 菅野は20年オフ、メジャー挑戦のためにポスティングシステムを申請。複数球団と交渉を行ったが、コロナ禍で交渉が難航したこともあり、巨人残留を決断した。当時を振り返り「つらかった。いいことはひとつもなかった。自分が想像してたモノとは違いました」と語った。 当時の同システムの交渉期限は30日間。巨人残留を決めたのは交渉期間の締め切り5分前だったという。菅野は「(メジャー移籍か巨人残留か悩んだ)あの1週間は人生で一番泣きました。ずっと涙止まらないんですよ。普通にソファに座っているだけで急に涙出てきた。交渉とかして、いろいろ悩んでる時に『悔しいな』とか『なんでこうなっちゃんだろうな』とか、ずっと泣いてたんですよね」と明かした。 残留を決めたのは日本時間の深夜。1歳上の坂本勇人には連絡したという。「朝起きてネットニュースで知られるのは筋が通ってないと思ったから、勇人さんには『残ります』って。そしたら『最強の補強や』って返ってきたけど。自分1人でやってきたわけじゃないからね」と思いを語った。 AP通信によると、オリオールズとは1年契約で年俸は1300万ドル(約20億1500万円)。年俸以外にオールスター選出で5万ドル(約775万円)。サイ・ヤング賞受賞で10万ドル(約1550万円)などのボーナスが加わる。