なかなか改善しない「巻き肩」の根本原因は呼吸にあった!呼吸トレーニングとエクササイズ、マッサージで解消を。
NG □ 胸に置いた手とお腹に置いた手の、床からの高さに違いはあるか? □ 胸に置いた手の位置が床と比べて斜めになりすぎていないか? □ 息を吸ったとき、胸だけ動いて喉元に近づいていないか? □ 息を吸ったとき、お腹だけ動いてしまっていないか? □ 胸とお腹、両方同時に動いても、どちらかだけ大きく動いていないか? ▼ 全体に動きがないならSTEP1へ、胸とお腹どちらかが動かないならSTEP2へ。
「きほんの呼吸(R)」を 身につける。
胸とお腹が同時に動くか試してみて、動いていない、チグハグになっているなどを認知したら、次のSTEP1、2の呼吸にトライ。吸うときは口ではなく、鼻の奥を使うと横隔膜が動きやすくなる。そして、手を置く位置に気をつけながら、息を吸う、吐く、止める秒数を、1対3対1の割合を目標にして行うこと。
「きほんの呼吸(R)」にトライ してみよう!
STEP 1 「きほんの呼吸(R)」 お腹と胸をシンクロさせる準備をする。 (腹横筋)(内腹斜筋)
(1)膝を曲げた状態で胸とおへその位置に手を当てて、鼻の奥から軽く息を吸う。
(2)肋骨が上がっている状態から、胸とお腹の手が同じくらい床へ下がるよう、鼻から息を吐く。
(3)胸とお腹に置いた手が同時に同じ高さになるよう息を吸ったら、8~10秒ほどかけて吐き、3秒間息を止める。 (4)1~3を10回ほど繰り返す。息を吐いた際に全体にしぼんだ感じがしてきたら、腹横筋と内腹斜筋をきちんと使えていることに。これを意識すると、吸うとき胸とお腹が同時に膨らみ、吐くとき同時にしぼむようになる。また腹横筋と内腹斜筋を使うことができれば、吸うときに横隔膜が使えるので胸筋を使わなくて済むようになる。 【軽く息を吸って吐き、再び吸ったら8~10秒かけて吐き、3秒息を止める10回】
STEP 2 「きほんの呼吸(R)」 肋骨を下げて横隔膜をリラックスさせる。 (横隔膜)
(1)指を開いて肋骨全体を感じられるように、両手を肋骨に当てる。