なかなか改善しない「巻き肩」の根本原因は呼吸にあった!呼吸トレーニングとエクササイズ、マッサージで解消を。
腹直筋マッサージ 姿勢を安定させる役割の腹直筋ががんばりすぎていると、猫背や巻き肩の原因になる。押すと痛みを感じる人が多いが、ここを解放しないと息を吐ききることができない。まずはマッサージで緩めるようにして。
(1)椅子に座り、みぞおちの骨が三角になっているところから指2、3本ほど下に人差し指と中指を当てる。上から反対の手あを指にかぶせるように置く。お腹の力を抜いて、骨のへりをなぞるように押していく。強く押さなくてもよい。
(2)続けて、腹直筋の下のほう、ちょうどおへその横あたりのところで指の腹を使って腹直筋を探す。
見つかったら反対の手をかぶせて、上下左右にさする。 【各10回くらい】
胸筋群マッサージ 大胸筋と小胸筋などの胸の筋肉を押して痛みを感じるのは、日頃からそこを使って呼吸している証し。こちらもまた日頃から緩めておくようにしたい。マッサージはどちらもゆったり深い呼吸で行うのがポイント。
(1)鎖骨の肩側3分の1より外側のコリコリしているところにあるくぼみを触る。
(2)肩を巻いて指をグッと入れる。
(3)指を置いたまま圧をかけながら、肩甲骨と腕を一緒に後ろに引くイメージで肩を後ろに引く。左右10回ほど。 【左右10回くらい】
撮影・青木和義 スタイリング・佐野友美 モデル・阿留奈 イラストレーション・山口正児 構成&文・中條裕子
『クロワッサン』1110号より
クロワッサン オンライン