膣の締まりが悪いと感じたら?【医師監修】腟圧低下をセルフチェック!原因や膣トレ方法も紹介
膣圧低下セルフチェック
膣圧が低下しているかどうかは自分ではわかりにくいものです。以下の症状がある場合は注意しましょう。 ◻️ お風呂やプールから上がったときに膣から水が出てくることがある ◻️性交時に膣に空気が入ることがある ◻️膣からおならのような音(ちなら)が出ることがある ◻️性交時に密着感を得にくくなった ◻️性交時に膣を締める感覚がわからなくなった ◻️性交時にパートナーのコンドームが外れた、もしくは外れそうになった ◻️おしっこを途中で止められなくなった なお、医療機関で行える膣圧測定器による検査ほど正確ではありませんが、具体的に膣圧が低下しているか知りたい場合は、以下のように自分の指を使って簡易的に測定することもできます。 1.中指と人差し指を第二関節まで膣内に入れる 2.指を45度くらいに開いて膣に力を入れる 指に力を入れない状態で閉じるようであれば、膣圧は平均的です。指に力を入れた状態でも閉じるようであれば膣圧は高いといえます。 しかし膣に力を入れたときに収縮するのは感じられても指は閉じない場合や、収縮しているかすらわからない場合は、膣圧が低下しているといえるでしょう。
膣圧は自宅での膣トレで改善できる可能性がある
膣圧は自宅での「膣トレ」で改善できる可能性があります。 膣トレとは、膣圧が低下する主な原因である骨盤底筋を鍛えるトレーニングのこと。医療機関でも指導が行われている「骨盤底筋体操」が一般的です。 膣の収縮や締め付けの改善だけでなく、ヒップアップ効果も期待できるため、日常生活に積極的に取り入れることをおすすめします。 骨盤底筋体操にはさまざまなやり方がありますが、今回は骨盤底筋が開放されやすい四つん這いで行うやり方を紹介します。 以下は、骨盤底筋体操のやり方です。 1.手を床について四つん這いの姿勢になる。このとき、骨盤底筋が開放されてお尻が開き気味になる。 2.おへそを引き上げるように、尿道から膣、肛門の順番に締めていくような感じで徐々に力を入れ、一番力を入れたところでゆっくり5つ数える。 3.1日を通して、ここまでの動きをトータルで5~10セットくらい行うのがおすすめ。 四つん這いの姿勢になると、お尻に力が入りにくくなるため、尿道と膣、肛門が締めやすくなります。 上記の体操以外にも、外出や散歩のときに大股で歩くと、骨盤底筋のストレッチや弾力を取り戻すサポートになります。
ハルメク インナー編集部