大阪府・吉村知事が定例会見11月6日(全文1)職場内感染が増えつつある
増加理由をどう見ているのか
産経新聞:幹事社、産経新聞社、佐藤です。新型コロナウイルスの感染拡大の状況についてお伺いしたいんですけれども、この間、府内でも増加傾向になっているとのことで、府が現時点で考えている、理由として考えうる事象といいますか、見立てみたいなものがあれば、ちょっと現状、難しいかもしれませんけども、教えてください。 吉村:来週、本部会議を開催しますので、そこでの専門家の意見等もちょっとお聞きをしたものも紹介できたらなと思っていますが、現状これが理由でというのは、なかなかちょっと明確なものは分からないというのが現状だと思います。で、もちろん、この間の、お1人お1人のこの感染症に対する意識、そこをもちろん強化を、いま一度、再確認をお願いしたいと思っています。 これは大阪だけでなく、北海道においては過去最高数になったということですし、愛知県も約2倍、大阪は1.3倍ですけど、愛知県は約2倍。なので、そういった意味では、ちょっと東京は横ばいになっているので、このあと増えてくるのか、ちょっとこのまま横ばいなのか、ちょっと分かりませんが、全国的に増えつつあるのかなというふうには思っています。
活動が広がる中で広がりやすい状況
で、北海道がちょっと如実に多いと、過去最高数にもなっているということなので、ちょっとこれはまだ原因は分からないですけども、やはり冬に向かって気温が低下する中で、乾燥する中で、もともとコロナウイルスって冬に強いウイルスだというふうにも聞いていますから、そういった意味では季節が変わって冬になりつつある中でコロナウイルスというのが力を強めてきている可能性はあるのかなと思っています。ヨーロッパなんかでも非常に再流行しています。ヨーロッパは今、冬で寒くなってきてますから。そういった意味では、特にこの北海道が顕著であることを考えると、そこの、冬に入ってくる中でやはり再度の警戒が必要なんじゃないかというふうには思っています。 陽性者が増えてきますと、どうしてもクラスターも増えてきますので、クラスターをできるだけ広がらないようにすると、特に医療施設、高齢者施設っていうのは広がらないようにするということがやっぱり大事だと思いますから、そこの対策を強化していきたいというふうに思います。 なので、この次のグラフ、見せてもらって。もちろんやっぱり唾液に多く含まれていますから、飲食というのはマスクもできませんので、そこではある程度、出てくるのは、これはもう周知かなというふうには思っています。それ以外でも、職場でも増えてきている、数は多くないですけど、率にするとやっぱり職場というのは増えてきていますし、職場のクラスターなんかも2カ所、新たに出ています。これまであまりなかった状況です。それから、この1件、旅行というのは、高齢者のバス旅行でも出ています。そういった意味で、さまざまな活動が広がってくる中で、どうしてもコロナも広がりやすい、そういう状況だというふうに思っています。 ただ、社会経済活動も必要なので、そういった意味では基本的な、マスクであったり手洗いであったり、消毒であったり、そういった基本的な、あと、距離を取る、基本的な感染症対策を徹底してもらう、お願いするということがやっぱり重要じゃないかなと思っています。詳細については来週の本部会議で、その分析と、そして次の11月15日まで、お願い事項が定めていますから、新たなお願い事項というのをまたその場で議論して方向性を決めていきたいというふうには思っています。 司会:次のご質問をお願いします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見11月6日 全文2に続く