箱根駅伝”前哨戦”で有力5大学の監督は何を語ったか…青学大が「パワフル大作戦」で総合V宣言…創価大、東洋大は往路Vに狙い
出雲と全日本で区間賞を獲得した石田洸介(1年)についても「ルーキーが区間賞を3つ取るのは大変なことなんですけど、挑戦権を持ってますので大いに狙っていきたいなと思ってます」と酒井監督。 スーパールーキーも投入して、往路で真っ向勝負を挑むつもりだ。 なお連覇を目指す駒大・大八木弘明監督はトークバトルに参加しなかったが、記者会見では自信を口にしている。キーマンにはエントリー16人中8人を占めた「2年生」を挙げており、出雲と全日本を欠場した鈴木芽吹(2年)も無事に登録された。 「トラックシーズンでスピード強化ができて、夏から秋にはスピード持久力、スタミナ作りをしっかりやってきました。優勝、最低でも3位以内を目指したい」と話した。 絶口調の原監督は駒大について、「鈴木選手の復活がどれだけあるのか、で駒大さんが総合優勝に近づくか否か決まってくるのかなと感じています」とライバル校の戦力を分析した。 最後には「コロナ禍のなかで国民の気持ちも、日本の経済も下がってるように思います。青学大はパワフル大作戦と称しましたけど、箱根駅伝に参加する全チームのパワフルな走りで、日本全体を明るくしていきます」と力強く宣言した。 2022年正月の箱根駅伝。2年連続の駅伝2冠を狙う駒大か、総合力に自信をみなぎらせる青学大か。それともダークホースが制すのか。決戦まで残り約3週間。学生ランナーたちの戦いがいよいよ佳境を迎えようとしている。 (文責・酒井政人/スポーツライター)