大阪市・松井市長が定例会見12月17日(全文1)世界に誇れる動物園に
どんな動物園にしたいか
読売テレビ:ありがとうございます。山中さんと向井さんにもお伺いします。どんな動物園にしたいと思っていらっしゃるか、これまでの仕事の経験も踏まえてお聞かせください。 山中:じゃあ私のほうから。天王寺動物園は皆さま方も行かれて、よくご存じかと思うんですけれども、確かに施設そのものが老朽化しておりますし、動物も高齢化というのがよく見えます。そういったものが本当に魅力のある動物園にするためには何をすればいいかということがあるわけですね。私は天王寺動物園そのものは市街地の真ん中にありますから、従来の郊外型の動物園とちょっと違うわけですね。そういった中では、天王寺動物園というのはやはり都心のオアシスといいますか、人が安らげる、そういった場所の提供というのができれば一番いいかなと思っています。その中には今、市長からお話ありましたけども、働く人の満足度というのも大事なことでありますし、動物にとっても居心地良い動物園になるというんですかね、そういったことも必要だと思います。 そのためには先ほど申しましたように、現在働いておられる、あるいは今まで一生懸命努力されてきた動物園の活性化について、やはりもう一度皆さん方の、係員の話を聞きまして、それで園長と共にどういった形のものを望んでいくかということをやっぱり考えていくべきだなと思ってまして、やはり都心のオアシスといいますか、そういったものを目指していきたいというふうに考えております。
おもろい・あきない・みんなの動物園
向井:それでは私からなんですけれども、計画にもございますとおり、「おもろい・あきない・みんなの動物園」、これをぜひつくり上げていかなければならないなというふうに考えております。また、新園長に求められているのが先ほども申し上げましたけれども、高度な動物福祉の実現と、動物の導入に関しまして適正な調整として交渉を行って、確実に確保していくという大命題がございます。そして動物園自体にお子さまたちがいらしたときに歓声が上がる、いつまでもそういった歓声が上がるような、見がいのある動物園にしていきたいなというふうに思っております。 あと動物の生態とか、自然教育だとか、環境教育だとか、そういったものの、動物園が入り口となるようにできればいいなというふうに考えております。よろしいでしょうか。 読売テレビ:ありがとうございました。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。日刊工業新聞さん。