海外メディアも渋野日向子の単独首位浮上にざわつく「スマイル輝く」「快挙再現まで半分まで来た」「手堅く支配」
同じく英国のテレグラフ紙も「渋野が全米女子OPのデビュー戦で3打リード」との見出しを取り「2019年の全英女子OPの日本人優勝者(の渋野)がメジャー大会の中間地点でスウェーデンのアマチュア選手であるリン・グラントとの間に差をつけた」と2日目で渋野がグラントに3打差をつけ首位に立ったことを伝えた。 記事は「渋野はデビュー戦をどのように戦えばいいかを理解している。母国の日本から初の海外遠征となったウォバーンでの2019年全英女子OPの勝者となった22歳(の渋野)が全米女子OPで、その快挙を再現するまで半分のところまで来た」と期待を寄せた。 海外のゴルフ専門テレビ局のゴルフチャンネルも、「物足りないスマイルでは渋野の『シンデレラ』のニックネームは似合わない。日本のスター選手(の渋野)が4アンダーの67で回り、全米女子OPの週末へ向けリードを3打に広げると(スマイルは)いつも通りに輝いた」と渋野が首位に立ったことを伝えた。 「昨年ウォバーンでの全英女子OPを勝ったことで22歳の渋野は、突然、名声を上げた。驚きのパフォーマンスと愛嬌あるスマイルから彼女は『スマイリング・シンデレラ』と呼ばれた」と説明。 その上で「昨年、メジャーチャンピオンシップで勝利を収めたが、LPGAのメンバー資格を得るには十分ではなかった。彼女は、まだ若く経験が足りなかったため、日本のツアーでもっと努力する必要があったと感じていた。今年の終わりまで待ち、LPGA版のクオリファイングスクールを通過するという計画もあったという。これは新型コロナウイルスの影響でキャンセルとなったが、今大会に勝てば道は開ける。彼女は『LPGA参加の資格を得たいか?』と問われると笑顔を見せて『もちろん、イエス』と答えた」と記した。 ゴルフウィーク誌も渋野の単独トップ浮上を伝え、「母国の日本ではマスクを付けていても渋野だと気が付かれるまでに時間はかからない。彼女の人生は、初のLPGAのメジャー大会であるAIG全英女子OPで優勝した2019年の夏の一夜で文字通り大きく変わった。彼女にとって初の海外プレーだったが、魅力的なスマイルとペースの早い爽やかなプレーで英国のファンのハートをつかんでみせた。『スマイリング・シンデレラ』として知られる、この女性は、また一度、今回は全米女子OPのデビュー戦でリーダーボードのトップに立った」と説明した。