【2歳馬ジャッジ】マジックサンズとジョバンニはロスがありながらも好内容で勝利 重賞戦線での活躍に期待
7月1週目の2歳戦
このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回は同日の函館芝中距離で古馬含めて最速の上がり3Fタイムを記録したマジックサンズ、前評判の高かった2頭を撃破したジョバンニなどが出た、7月6日、7日の2歳戦について指数と評価を掲載する。 【中京記念2024 推奨馬】1800mは勝率55.5%、複勝率88.8%で超得意! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
7月6日(土) 福島5R 優勝馬 マーズオデッセイ 指数-2 評価B
7番枠から好スタートを決め楽に2番手を確保。このレースは6F通過64秒4のスローペース。ほぼ理想的なポジションで進めることができた。3角で先頭のクレプスクルムとの差を詰め、3~4角の中間地点で逃げ馬に並びかけ、直線序盤で先頭。同馬がしぶとく抵抗したが1馬身差で勝利した。 マーズオデッセイはスローペースでも折り合いがついており、とても優等生なレースぶりだった。同日同距離の2歳未勝利戦と比較するとペースが遅く、当然ながら走破タイムも遅かった。ならば上がり3Fタイムは上回って欲しかった。ラスト2Fも11秒6-11秒9でそこまで高評価はできない。勝ったり負けたりしながら上昇していきそうだ。
7月7日(日) 福島5R 優勝馬 ジェットマグナム 指数-5 評価A
2番枠からまずまずのスタートで先行したが、外の馬たちのほうが行きっぷりが良く、すっと好位の内に控えた。1~2角でペースが落ちると、掛かり気味にじわっと押し上げ前にプレッシャーをかけに行ったが、その後はしっかり折り合って前にスペースを作って3角へ。4角では前のスペースをじわっと詰めながら仕掛け、出口で外に誘導し3番手で直線へ。 序盤はマイペースで逃げたリトルジャイアンツとは2馬身半差あったが、じりじり詰めて2馬身差の2番手に上がった。ラスト1Fでそのまましぶとく伸び続けて粘る同馬を半馬身差で競り落とした。 上位2頭で3着馬に3馬身半以上の差をつけ、この2頭はなかなか良い指数を記録。勝利したジェットマグナムの上がり3Fタイム34秒7はこの週の福島芝中距離としては、古馬と比較してもかなり優秀な数字で高評価できる。上位2頭はスムーズなレースができており、次走に向けての上積みがやや小さいかもしれない。しかし、順調に使われながらなかなか強くなりそうだ。