【保存版】2024年国内女子ツアーを37試合すべて現地で見たプロが総括!
2024年の国内女子ツアーは初優勝から8勝を挙げた竹田麗央が年間女王に輝いた。みんなのゴルフダイジェスト特派記者として19試合、桑木志帆のコーチとして18試合と全試合に帯同したみんなのゴルフダイジェストの特派記者でプロゴルファーの中村修が24シーズンを振り返る。 竹田麗央のドライバー連続写真はこちらから
22,23年と年間女王に輝いた絶対女王の山下美夢有選手に対して、どんな選手が挑むことになるのかという図式で開幕を迎えました。開幕戦は岩井千怜選手と西郷真央選手の一騎打ちとなり岩井千怜選手が制すると、2戦目、3戦目を鈴木愛選手が連続優勝しオフからのトレーニングの成果を早速発揮しました。 4戦目の「アクサレディス」では推薦出場から臼井麗香選手が初優勝を飾り、5戦目の「ヤマハレディースオープン葛城」では初優勝を狙う竹田麗央選手を仲の良い小祝さくら選手がこれを阻んで今季初勝利。5戦目「富士フイルムスタジオアリス」では佐久間朱莉とのデッドヒートを制した阿部未悠選手が初優勝を飾りました。 そして熊本で開催された「KKT杯バンテリンレディス」で「優勝は転がり込んでくるもの」と祖父からの教えの通り、自分のプレーに徹した竹田麗央選手が見事に地元で初優勝を飾ると2週連続優勝の快挙を達成します。 「パナソニックオープンレディース」では開幕以降好調を維持していた天本ハルカ選手の初優勝、韓国のアマチュアであるリ・ヒョソン選手の「サロンパスレディス」の優勝と初優勝が続き、5月には岩井明愛・千怜姉妹と竹田選手がそれぞれ勝利を手にし、山下選手に挑むのは岩姉妹と竹田麗央選手という図式が徐々に見えて来ていました。 6月に入ると「サントリーレディス」で持ち球をドローからフェードに変えた大里桃子選手が3年ぶりの3勝目を飾り、岩井明愛選手が今季2勝目を挙げ、悪天候の影響で月曜日の予備日まで持ち越した「アースモンダミン・カップ」を小祝さくら選手が制しました。