渋野日向子「身体がパンパンに…」 原因不明の体調不良に見舞われた終盤戦
【スマイリングシンデレラ 試練の1年(最終回)】女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)の2024年の戦いをテーマにした連載の最終回。シーズン終盤戦はどのようなパフォーマンスだったか。 【写真】渋野日向子ミニスカ、古江彩佳は真っ白スーツで華麗な〝競演〟 「スコットランドオープン」は棄権、「AIG全英女子オープン」では予選落ちを喫した後、米本土開催へ気持ちと調子を取り戻したいところだったが、上がる気配はなかった。「クローガー・クイーンシティー選手権」(9月19~22日)は4日間プレーしたが上位に絡めず、3日間大会の「アーカンソー選手権」(同27~29日)は予選落ちを喫した。 その流れは10月からのアジアシリーズでも変わらなかった。同シリーズは予選落ちがなく、ポイントを加算していきたいが、「ビュイックLPGA」(中国、10月10~13日)は低空飛行のまま59位。翌週の「BMW選手権」(韓国、同17~20日)は現地入りしたものの、体調不良で欠場した。 マレーシア開催の「メイバンク選手権」(同24~27日)は元々エントリーしておらず、状態を不安視される状況で、国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(同31日~11月3日)を迎えた。開幕前には、欠場時の状況について「ケガがじゃないけど、身体が結構パンパンになっちゃって。節々がというか、関節が曲がらない。原因はちょっと分からない」と説明していた。 まだ回復途上であったせいか、スコアも伸び悩む。3日目は悪天候で中止となり、54ホール決着となった試合は47位。「全米女子オープン」で一時は30位台だったポイントランキングは58位まで後退し、この後2試合を終えた時点で60位以内をキープできなければ、最終戦「ツアー選手権」(11月21~24日)に出場できない状況となった。 渋野自身も最終戦参戦へ意欲を示していたが、「ロッテ選手権」(同6~9日)で予選落ちすると、「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(同14~17日)は伸ばし切れず34位。ポイントランク63位で最後の試合は出場できなかった。それだけに「プレーしたい気持ちがあったのですごく残念」と悔しがった。 今季は序盤の連続予選落ちがあったものの、シード復帰を果たした一方で、トップ10はメジャー2試合のみ。好不調の差があまりに激しかった。
東スポWEB