【保存版】2024年国内女子ツアーを37試合すべて現地で見たプロが総括!
そして昨年のプレーオフで敗れた桑木志帆選手が「忘れ物を取り来た」と「資生堂レディス」で初優勝を飾ると、川﨑春花選手が1年7カ月ぶりの勝利から2週連続優勝を果たします。
絶対女王の山下選手は、序盤こそスロースタートになりましたが4戦目の「アクサレディス」で2位で終えると翌週の「ヤマハレディースオープン葛城」の15位タイ以降、10月の「三菱電機レディス」までトップ5を外したのはわずかに2試合(7位が2回)と抜群の安定感を誇りました。 またパリ五輪出場を目指して出場した「KPMG全米女子プロ選手権」で2位に入り、上位にいた古江彩佳選手をかわして代表入りを果たし、終盤までメダル争いを展開、4位で終えました。5大会ある海外メジャーとパリ五輪に出場したこともあり国内ツアーの出場は25試合にとどまり、優勝こそ2回でしたが、圧倒的な安定感でポイントランクは2位で終えました。その後米女子ツアー参戦のための12月の最終予選をトップ通過し25年は本格参戦することになります。 8月に入ると竹田選手が4勝目を挙げ、上位フィニッシュが続き復調をアピールしていた河本結選手が「NEC軽井沢72トーナメント」で5年ぶりのツアー2勝目を飾り、「CATレディス」で川﨑春花選手が今季3勝目、「ニトリレディス」では全英女子オープンに行かずに国内に残った桑木志帆選手が2勝目、全英帰りの竹田選手が「ゴルフ5レディス」で5勝目を挙げます。
竹田選手の勢いが止まりません。有り余るほどの飛距離も体力も身に付けた竹田選手は、まだまだ勝ちそうだとメディアも選手達からも声が聞こえていました。その翌週9月に入ると「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」で再び2週連続優勝を成し遂げ6勝目を国内メジャーで飾り、月末の「日本女子オープン」も制してメジャー2冠を達成します。 その間、岩井明愛選手の今季3勝目があり、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では安田祐香選手が初優勝を飾りました。