RIZINで八百長騒動を起こしたシバターは「無罪」なのか…公式Youtubeで”暴論”展開
大晦日の総合格闘技イベント「RIZIN.33」で八百長疑惑騒動を起こした炎上系Youtuberプロレスラーのシバター（36、フリー）が9日、自身の公式Youtubeチャンネルで「格闘業界にネタを提供してお金を落とした」「シバターは無罪」との“暴論“を展開した。シバターは元K－1王者の久保優太（34、PURGE TOKYO/BRAVE）に飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで1本勝ちしたが、その後、久保側がシバターから八百長を持ち掛けられた際の生々しい録音データや、試合前日に「1ラウンドは流して、2ラウンドは真剣勝負」との台本を示したLINEのやりとりのスクリーンショットを公開するなどして格闘技界を揺るがす大騒動となっていた。
「格闘技業界にお金を落とした」
この男に罪の意識はないのだろうか。それともYoutubeのアクセス数を稼ぐためだけの行動なのだろうか。前日に公式Youtubeチャンネルで、これまで「捏造」としていたLINEのやりとりや、久保が暴露系Youtuberのコレコレ氏を通じて公開した生々しい電話の音声データがすべて本物だと認め、なぜ“ブック”を仕掛けたのかの理由を明かしたシバターが、この日、続けて「堀口恭司さんに試合前に相談していた件」という思わせぶりのタイトルをつけた動画をアップ。その中でまた自らのスポーツマンシップに反する行動を正当化するような持論を展開した。 シバターは、「（今回の八百長騒動で）格闘技界の品格を落としたとか、格闘技界全体がうがった目線で見られるようになったとか、イメージを下げたとかいう人がいる」と、ネガティブな批判が起きている現状を伝えた上で、こう反撃した。 「感想とか、考察とか、怒っているというのも含めて、ボクサーだったり、キックボクサーだったり、引退した人だったり、審判だったり、格闘技業界のいろんな人がネタにしている。Youtubeに広告をつけてね。僕は格闘技業界にめちゃくちゃお金を落としている。格闘業界を潤わせている。マイナスではないでしょう」 確かに八百長疑惑の波紋は大きく、当事者の2人だけでなく、現役、OB、ジャンルを問わず様々な格闘技界の人々が、独自の意見や分析をYoutubeやSNSで発信。それぞれが相当なアクセス数となっているが、それらはすべて後付けの話。 アスペルガー症候群の診断を受けていることを明かして謝罪した久保が、パニックを起こさずに今回の内幕を表沙汰にしていなければ、シバターが「作戦」と称する”やらせ”を持ちかけた“ルール違反“も闇に葬られ「業界にお金が落ちる」という現象は起きていなかった。
