【RISE】伊藤隆代表「龍心は天心の同時期より上」「65キロは『日本最弱』と書いてほしい」
立ち技打撃格闘技RISE(ライズ)のビッグマッチ「RISEワールドシリーズ2024FINAL~GLORY×RISEフェザー級グランプリ~」が21日、千葉・幕張メッセイベントホールで行われ、メインイベントの同GP決勝で優勝候補大本命の“ペッチ”ことペットパノムルン・キャットムーカオ(29=タイ)が判定2-1でミゲール・トリンダーデ(23=ポルトガル)に勝利。優勝賞金10万ドル(約1500万円)を獲得して大会は幕を閉じた。 終了後、RISE伊藤隆代表(54)が大会を総括した。以下、主な発言内容。 -フェザー級GPを振り返って 「世界の壁は高いと本当に思いました。ハイレベルな試合を、日本だけでなく世界配信できたのは本当に良かったと思います。優勝したペットパノムルンは合計9R、非常に強いなと思いました。心の部分の強さが光ったんじゃないかと思っています」 -原口健飛と白鳥大珠が初戦敗退に終わり 「負けた日本人2人ですけど、これは間違いなく世界と日本の差ということですね。フィジカルの部分もそうだし、心構えとか、いろいろな部分がまだまだ足りていなかったのかなと。これはマスコミのみなさんに『日本最弱』だと書いてもらいたいくらいです。これでは終わらないんで。フェザー級に関しては来年GLORYと、もっと面白いことをやろうと思ってますので」 -宇佐美秀メイソンがウエルター級(-67・5キロ)新王者となって 「僕が印象に残ったのは、やんちゃなイメージのメイソンがベルトを取った時に泣いてた顔がちょっとかわいいなと思って。お兄ちゃんのパドリックと泣いていたことが非常に印象に残りました。(メイソンが)すごくRISEに共感してくれてる部分もあるので、防衛しつつ、世界の外国人とやらせたいなと思いました」 -強豪ペットマイに勝利した那須川龍心について 「龍心はさすがだなと思いました。今回、強い相手を用意したんですけども、2RKOは素晴らしいと思います。距離の取り方だったり、詰め方だったり。特に距離ですね、僕は天心の同時期に比べたら龍心の方が上じゃないかなと思いました。今後、龍心もキックボクシングを盛り上げるということを言ってくれたので、非常に楽しみです」 -大会の運営を振り返り 「全体的に今回の客入りは7割ぐらいで満員という感じではなかったんですけれども、その反面、海外の部分で今回、世界27カ国に配信したんですね。PPVだったり、国によっては枠を買ったりというのもあって、結構な金額の売上が出ている。今回の大会に関しては世界的な部分で我々のイベントを評価してくれたのかなと、かなりの数字にはなると思います。僕らのスタイルが日本より海外の方が受けるというのは今回、実感した部分ではあります」 -フェザー級GPではドーピング検査も行いました 「ITA(国際検査機関)の方が今回4人来ていて。(違反した場合は)結果はITAのホームページに出ると思います。格闘技はやっぱり平等でなきゃいけないと思うんです。より平等性を強くするにはドーピング検査をしなければいけないんですけど、すべての選手ができるという状況ではない。だから国際戦だったり、タイトルマッチとか今後どんどん取り入れていきたいです」