わが家には小2・小4・小6の子どもがいて、それぞれ「おこづかい」は1人500円です。そろそろ金額に差をつけようかと思っていますが、いくらが適切でしょうか?
「わが家の子どもたちは皆同じ金額のおこづかいをもらっていますが、そろそろ学年や年齢に応じて変えたほうがいいのでは、と悩んでいます……」という声を聞くことがあります。子どものおこづかいの金額やルールについて考え直すタイミングは、家庭ごとに異なりますが、多くの親が直面するテーマです。 本記事では、子どもの年齢や家庭の状況に適した金額の考え方や、実際に設定する際のヒントをお届けします。おこづかいを通じて、子どもとお金について話し合うきっかけを作っていきましょう。 ▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
「おこづかいに差をつける時期」とその理由
子どもが成長すると、学年や生活環境に応じて必要なものが変わります。例えば、低学年の頃はお菓子や文房具が中心だった出費が、高学年になると友だちとの外出や趣味に使うようになります。 また、おこづかいを通じて「お金の価値を学ぶ」といった、教育的な意義もあります。同じ金額のおこづかいでは、学年が上がるほど価値が下がったように感じるため、年齢に応じた適切な金額を設定することが大切です。 目安として、小学校低学年から高学年の間で少しずつ金額に差をつけていくのがおすすめです。
年齢や学年別「おこづかいの相場」と具体的な金額例
次に、小学生のおこづかいの相場について見ていきましょう。金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」によると、小学生のおこづかいの相場は以下のようになります。 <月1回渡す場合の中央値> 小学校低学年(1・2年生):500円程度 小学校中学年(3・4年生):500円程度 小学校高学年(5・6年生):1000円程度 おこづかいの金額は、子どもの年齢や家庭の状況に応じて調整することが重要です。例として、上記の調査を参考にして3人の子どもの金額を以下のようにします。 小2:500円(低学年の相場に合わせる) 小4:500~700円(中学年の相場を考慮) 小6:1000円(高学年の相場に合わせる) ただし、これはあくまで目安であり、各家庭の状況に応じて決定することが大切です。