わが家には小2・小4・小6の子どもがいて、それぞれ「おこづかい」は1人500円です。そろそろ金額に差をつけようかと思っていますが、いくらが適切でしょうか?
おこづかいに関する注意点とトラブル回避法
おこづかいを渡す際には、金額や使い方について適切に考えることが大切です。不用意な設定や対応は、子どもとの間でトラブルにつながることもあります。以下のポイントを押さえておきましょう。 ■渡しすぎは甘やかしにつながる おこづかいの金額が多すぎると、子どもは「お金は簡単に手に入るもの」と誤解してしまいます。必要以上に渡すと、無駄遣いやぜいたくな使い方が増える可能性もあります。おこづかいの金額は適度な制約を持たせ、計画的に使う重要性を教えるきっかけにしましょう。 ■他の家庭との比較に配慮する 子どもが、「友だちよりおこづかいが少ない」と感じることがあるかもしれません。そのような場合には、「家庭ごとに状況が違う」ことを丁寧に説明し、自分たちの家庭に合った金額である理由を話し合うことが大切です。他の家庭と比較せず、自分の家庭の状況に応じた金額を設定することが重要です。 ■お金の使い道を見守りながら話し合う 子どもがおこづかいをすぐにゲームやお菓子に使い切ってしまうこともあるでしょう。そんなとき、頭ごなしにしかるのではなく、「次はどう使えばいいと思う?」と一緒に考える時間を作りましょう。また、「貯金」や「欲しいものを買うための計画」について提案し、少しずつ金銭感覚を育てる手助けをするのもよい方法です。 ■使い方のルールを明確にする 「必要なものは親が買うのか」「すべておこづかいの範囲でまかなうのか」など、使い方のルールを明確にしておくと、子どもが迷わずに済みます。また、ルールは一方的に決めるのではなく、子どもと話し合いながら決めると、納得感が生まれやすくなります。 また、おこづかい帳をつけてもらうなどして、お金の使い道を把握することも重要です。友だち同士でのお金の貸し借りは禁止するなど、具体的な禁止事項も設定しておくとよいでしょう。 子どもがおこづかいを上手に使うには、親子間でのコミュニケーションが欠かせません。失敗も学びの一環と捉え、必要に応じて対応を柔軟に変えていくことがトラブル回避のポイントです。