腹を凹ましたいなら、とにかく坐骨で坐ろう|腹が凹む7つの習慣(専門家が監修)
出てるお腹を凹ませたい。とはいえ辛いフッキンはやりたくないし、食事の内容を大きく変えるのはどうせ続かない…。こんな自分でもお腹は凹ませられる? その問いに対する答えはイエス。「凹ます」のは「割る」ほど難しくない。ちょっとした習慣を取り入れるだけで十分なのだ。そこで、提案したいのが「坐り姿勢の見直し」。姿勢を変えるだけで、お腹は凹んでくれる。世界でいちばん坐っている時間が長い日本人は、初めに坐り姿勢の見直しから。[取材協力/神戸貴宏(Body Design Studio ASK代表)]
坐骨で坐って腹圧キープ
お腹を凹ますために必要なのは、体脂肪と筋肉のケアだけではない。支えとなる骨格も正しくリセットしておくべきだ。骨格が乱れて姿勢が崩れると、お腹は凹みにくい。 骨格で大事なのは、骨盤と肩甲骨。まず初めに骨盤から見てみよう。 骨盤は少しだけ前傾しているのが、ベストポジション。真横から見て「骨盤を立てた」姿勢で、これをニュートラルポジションと呼ぶ。ちなみに、骨盤の前傾とはお尻の穴が後ろを向くような傾き、後傾とはお尻の穴が前を向くような傾きだ。 「真横から見ると、背骨は緩やかなS字カーブを描いています。骨盤が前傾しすぎても、後傾しすぎても、このS字カーブが崩れて姿勢が乱れ、腹圧が抜けてしまうため、お腹が出て見えるようになるのです」(パーソナルトレーナーの神戸貴宏さん) 現代人は坐っている時間が長いから、常に骨盤を立てることを習慣にしよう。ポイントは、坐骨で坐ること。坐骨で坐ると骨盤が立ち、お腹を凹ます腹横筋が活性化する。 まず、骨盤を立てて坐骨で坐れているかどうかをチェック。できていないなら修正エクササイズにトライ。
NG姿勢|骨盤が後傾しすぎる(お尻の穴が前を向く傾き)
骨盤を後傾させた方が両膝に挟んだ雑誌を落とさずにラクにキープできるタイプは、骨盤後傾がクセになっている証拠。内転筋群の中でも長内転筋が働きやすい。長内転筋は、骨盤がニュートラルのときに活躍する短内転筋より、腹横筋を覚醒させる作用に乏しい。