【MLB】レッドソックスがドジャースからパクストン獲得 マイナー内野手とのトレードで半年ぶりの古巣復帰
先発投手の補強を目指していたレッドソックスがよく知る左腕を呼び戻した。日本時間7月27日、レッドソックスはドジャースからDFAとなっていた左腕ジェームス・パクストンをトレードで獲得したことを発表。パクストンは2021年12月にレッドソックスと契約し、トミー・ジョン手術のリハビリ期間も含めて2022~23年の2シーズンをレッドソックスで過ごしており、半年ぶりの古巣復帰ということになる。なお、ドジャースはパクストン放出の対価としてベネズエラ出身の17歳の内野手、モイゼス・ボリバーを獲得している。 現在35歳のパクストンはメジャー通算72勝の実績を誇るベテラン左腕。2020~22年は故障により3シーズンでわずか6試合しか登板できなかったが、昨季レッドソックスで19試合に先発して7勝5敗、防御率4.50と復活を遂げ、今季は1年700万ドルの契約でドジャースに加入した。ここまで18試合に先発して8勝2敗、防御率4.43とまずまずの働きを見せていたが、与四球率4.84、WHIP1.46という数字が示すように安定感を欠き、タイラー・グラスナウとクレイトン・カーショウが戦列復帰したことで先発ローテーションから押し出されることに。ドジャースはDFAを決断し、他球団へのトレードを模索していたが、昨季まで所属していた古巣レッドソックスへのトレードが決まった。 今季のレッドソックス先発陣は左腕が不在だったため、パクストンはレッドソックスにとって貴重な戦力となる。先発5番手が不在で、クーパー・クリスウェルやジョシュ・ウィンコウスキーが起用されていたが、パクストンの加入でタナー・ハウク、ニック・ピベッタ、カッター・クロフォード、ブライアン・ベヨ、パクストンと先発5枚の顔ぶれが固まった。 ドジャースへ移籍するボリバーはベネズエラ出身の17歳の内野手。今年1月に契約したばかりで、今季はドミニカ共和国のサマーリーグでプレーしており、31試合に出場して打率.270、3本塁打、19打点、1盗塁、OPS.787をマークしている。