「学び」は最高のアンチエイジング 相川七瀬さん、美園さくらさんともに大学院で研究者に 令和7年新春対談
相川 学び直すって時間を捻出し、周囲の協力を得なくてはならないから、一概に勧められないけれど、本当にやりたいことであれば、誰かが助けてくれ実現することはできると思います。
美園 だから頑張ろうと思いますよね。
相川 自分の顔は一つじゃない。歌手や女優も一部分で、もっと知らない自分がいる。それを発見できるのが〝学び〟の魅力。でもそれは人を介さなければ実現できないと思っていて、新しい人間関係に飛び込むちょっとした勇気が生きる力になる。それは最高のアンチエイジングで、学びは最高の美容液。時間は平等に過ぎるから一番若い今、行かないと。
美園 かっこいい! ますます学びへの意欲が高まりました。お互い、これからも学び続けましょう。
歌手デビュー30周年の相川さん
今年はデビュー30周年のライブが、続々と控えています。まずは2月、「MOON DANCE2025」を横浜、大阪、東京、長野で開催し、さらに8月、「ROCK KINGDOM TOUR2025」を札幌、名古屋、大阪、福岡、仙台、東京でやります。レコーディングもすごい量があって、今年は風呂敷をバーンッて広げた感じです。もちろん、勉強も頑張りますよ。
■大学院修了後も研究 美園さん
大学院修了後の今も、母校の研究室に籍を置きながら、研究を続けています。今年は、論文で理詰めで積み上げてきた内容を、広く野に放って実践する方向で、少しずつ形にしていきたいと思います。学芸員の資格取得の勉強も、すっごく大変ですが、続けています。これまで私は、〝守り〟に入っていた部分があったのですが、勇気をもって一歩、踏み出す1年にしたいですね。
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■相川七瀬
あいかわ・ななせ 昭和50年、大阪府出身。平成7年、「夢見る少女じゃいられない」でデビュー。翌年発売のアルバム「Red」が270万枚の売り上げを記録するなど、ヒット曲多数。ライブ活動も精力的に行う一方で30年、43歳で高校卒業程度認定試験(旧大検)をパスし、令和2年、45歳で国学院大神道文化学部に合格。卒業後の6年から大学院で祭りの継承を研究。