フランスのフォーニエ「日本には脱帽した。エナジーに満ちあふれたプレーをしていた」
7月31日(現地時間30日)に行われたパリオリンピックのグループB予選ラウンド2戦目。開催国フランス代表は、日本代表と延長にもつれる激戦を94-90で制したことで2勝0敗とし、決勝トーナメント進出を決めた。 フランスは昨年のFIBAワールドカップこそ大会18位に終わるも、2022年のFIBAユーロバスケット、2021年の東京オリンピックでいずれも銀メダルを獲得した強豪国。 だがこの試合では同点10度、リードチェンジ9度の激戦となり、第4クォーター残り16秒で4点を追う窮地に追い込まれていた。だがそこからマシュー・ストラゼルが値千金の4ポイントプレーを完遂して延長へ持ち込み、勝利をモノにした。 先発として30分15秒プレーし、14得点3リバウンド6アシストを残したエバン・フォーニエ(現無所属)は「僕らは完璧な試合ができなかった。全然違うものだった」と語りつつ、対戦相手を称えていたと『BasketNews.com』が報じている。 「けど日本には脱帽したよ。エナジーに満ちあふれたプレーをしていたし、今夜はものすごく頑張っていた。彼らが僕らをトラブルに陥れたことで、ハイペースでプレーすることを強いられた。ビッグマンたちがペイントエリアの外へ連れ出され、苦しめられたんだ。僕らは2人のビッグマンを入れてプレーしている分、日本のようなスモールチームと対戦するとすごく複雑になってしまうんだ」 日本は第4クォーター序盤に八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)が2度目のアンスポーツマンライクファウルで退場という窮地に陥るも、「塁がいなくなりましたけど、自分たちは決して諦めませんでした」と語った河村勇輝が奮起。 試合終了後、フォーニエが両チーム最多の29得点に7リバウンド6アシストを奪った河村のもとへ駆け寄り、ハグを交わしていたことからも、激しい試合を繰り広げた日本の奮闘ぶりを称えていたと言っていいだろう。
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