小池都知事が定例会見9月17日(全文2完)そういった方を応援したのは大変恥ずべきこと
飲食店に対する制限緩和、難しい点は
朝日新聞:朝日新聞の采澤です。よろしくお願いいたします。飲食店に対する制限緩和のことで伺いたいと思います。政府のほうでは基本的対処方針、先日、まん延防止等重点措置に移行した場合は、お酒の提供を最高午後8時まで認めていいと、知事の判断で認めていいというふうなことが明示されました。東京都でも検討を進めていると思いますが、この検討を進める中で、知事が最もネックになっている、難しい問題だと思っていることはどんなところでいらっしゃいますでしょうか。 小池:一日も早くこのコロナの、コロナ禍における窮屈な生活および、そういう飲食業、観光業の皆さま方の営業の難しさ、ここを脱することができるためにも、このシルバーウイークだとか、それから、そのあとに続く寒い季節と、次の経口薬や3回目のワクチン等々も含めて、今そういう過渡期をどう過ごすかというのは極めて重要だと思います。いまだ医療非常事態が続いているということは現状、現実でございますし、また、徹底した人流の抑制や基本的な感染防止策の強化に取り組んでいかなければならない。 で、まん延防止等重点措置に移行した場合の都の措置につきましては、国の基本的対処方針を踏まえながら、感染状況、そして医療提供体制と、専門家の意見なども十分に勘案して決定することとなります。そういう中で何が難しいかというようなご質問でしたけれど、これまでにとても協力してくださっているところがあるんですね。で、コロナ対策リーダーとして手を挙げていただいて、しっかり時間も守っていただいてと。できるだけ早くワクチンを受けていただく機会をつくるというのも1つのインセンティブとさせていただいて、今もその仲間の方はどうぞ早く受けてくださいということも申し上げたりして。
緩和後も酒類提供しない店には協力金支払う?
これまでご協力いただいてきたところに対して、どうその協力に応えていくかという、そのことは重要かと思っております。そこをどういうふうなタイミングでどう変えていくのかどうかなど、この辺のところのあんばいっていいましょうか、それを今、苦慮してる、苦慮してるっていうか、考えつつあるというところでしょうか。 朝日新聞:少し細かい点になってしまうんですが、制限を緩和したあとにも引き続き、酒を提供しない、私たちは酒を提供しないというお店があった場合に、ここについては引き続き協力金を支払うべきだっていうふうに知事はお考えになりますか。 小池:そういうことも含めて、そういうご判断をされるかどうかは、私はちょっと懐疑的ですけれども、いろんなケースを考えながら、皆さんが納得いくような形で進めたいし、でも本当にご協力いただいてきて、隣の店は開けちゃっているけれども、うちは頑張ってるっていうふうなところはやっぱりサポートしてあげたいですよね、どう考えても。そして、ここ開いてますっていって、そういったところについてはもう、なんて言うんでしょうか、やはり社会として、全体としてコロナ対策進めなければ結局その先はなかなか難しいというのを散々経験してきて、海外でも同じやり方ですよね。それらについても、そういった事業者の方々、厳しい中でやってこられた方々に対して、なんらかの答えといいましょうか、それは出してあげたいなというふうに、気持ちで思っております。 朝日新聞:ありがとうございました。 小池:では最後で。ごめんなさいね。