小池都知事が定例会見9月17日(全文2完)そういった方を応援したのは大変恥ずべきこと
日本は世界中の中でも病床が多い
やはり必要な、準備はしていたけれども、実際にやってみるとなかなか人の確保や、重症の方、前も言っておりますけれども、重症の方のケアをするときには大変人数も要るということになってくるわけで、それらをあらためて、こういう、急に山が高くなったときに、皆さん工夫もされ、知恵も出し、そしてそういう中で、さらに、ほかの疾病などの分も寄せながら、ご協力をいただいているということです。 日本は世界中の中で病床が多い、そして特に東京は多い。ICU、ECMO、人工呼吸、それらについてはどこよりも整っているかと思います。それを総動員させていただいたということで、今このような状況。さらには、さらに次いつやってくるか、来ないことを願っておりますけれども、今、酸素ステーションや抗体カクテルなど新しい武器も含めた、病床に準ずるものを確保しているということは、次にも備えられるようなことを念頭にしながら、また、どのみちワクチンの3回目の話がこれから具体的になってくると思いますので、それと兼ね合わせて、場所と人とをどう効果的に動かしていくのかという、それらのことを踏まえて、今、計画も立てて、今回の補正予算にも盛り込ませていただきました。 非常に多くの方々が、この間、大変ご苦労をお掛けしました。また、このところ死亡例っていうのが非常に多く出ていること、お亡くなりになられた皆さま方には心からお悔やみを申し上げたく存じます。そういう中でも、例えば若い方々で急に亡くなる方がおられるというのも、このところの、今まで見られなかったような現象であります。それらがどういうことで、これまでの既往症があったのか、それから前も申し上げましたように、BMIが非常に高い方が多いという傾向もございます。
行動制限緩和の実証実験に参加するのか
そういう中で自宅での療養の方々に対して、先ほども診療待合室をバーチャルの形でつくって、そこに医師が入ってくださるというのも、これまで病院だけ、病院があって、それからかかりつけ医の先生方がワクチンの接種でより参加してくださるようになり、そして今は、今日の調布のように地域を越えて、地区の医師会の皆さんが連携してローテーションを組もうじゃないかといったような、いろんな組み合わせが出てきたということは、この間、いろいろみんなで学び合ったことだと、このように思います。 これからあらためて保健所の皆さんが、やはり数が多いと、その間、仕事量が圧倒的に増えてくるなども、まだまだ多くの工夫が凝らせるところがあるというふうに思いますし、これらについても、次なる波が来ないことを願いながら、しっかりと備えて、そして病床を、すでにある病床をいかに有効に活用していくのか。そして人の確保についても、さまざま知恵を出していこうというふうに考えております。いずれにしましても、この国難を乗り越えてこそ、経済、そして社会の両立、回復ということにつながってまいりますので、必要な予算を講じていく必要はあるというふうに思っております。 東京新聞:ありがとうございます。次に、またこれもコロナ関連なんですが、国が10月からということで予定している、飲食店の入店制限の、行動制限緩和の実証実験についてなんですけども、大阪や福岡、それから首都圏だと埼玉県が参加の意向を示しています。東京都として、小池知事として参加する意向があるかどうか、それからする、しないの場合に、それぞれどういう考えからそういうふうにされるのかというところをお願いします。 小池:いろいろな実験をやっていこうと。各国見ておりましても、ユーロのサッカーとか、さまざまなイベントを行って、どれぐらいの陽性者が出たとか、また、愛知の常滑ですか、あそこでのフェスがどうであったかなどなど、いろいろ参考にすべきこともあるかと思います。参考になったりならなかったりかと思いますけれども。そういう中で東京でも、東京こそまさにイベント会場はたくさんございます。そういう中で、イベントの種類にもよりますけれども、それから開催の仕方、オリンピックやパラリンピックほどきっちりとバブルになっているかどうかというのは、今後、民間の方がなさる上でどこまでなさるかなどもチェックしていかなければならない。