《シニア女性のやりくりアンケート》医療費、住まいの修繕、少ない年金…「年金を早くもらうのは損?」「冠婚葬祭費がバカにならない」FPがその悩みに回答
気分が華やぐ春は、新しいことを始める好機です。このタイミングに、なんとなく続けていた人間関係や生活のルール、家事、お金のことを見直してみませんか?今の自分に本当に必要なものは何なのか。 毎日を心地よく過ごすために、自分にとって何が必要で何がいらないと考えているのでしょうか。『婦人公論』の読者アンケートでお聞きしました。(構成◎村瀬素子) 【グラフ】支出を減らし、収入を増やす工夫をしている人の割合は * * * * * * * ◆家計管理が苦手な私たち 生活にも心にも、ゆとりがありません! ● 医療・介護費用 *人生100年時代と言われて初めて不安が募り始めた。100歳になったとき、まわりに友達は残っているのか、介護保険はちゃんと機能して満足に使えるのかなど、心配なことばかり(68歳・離別・職業不明) *遠方の義母が施設に入るときの立替金に加え、私たち夫婦の施設入居費用も用意しなければならないし、遠くにあるお墓もわが家の近くに移したい。老後は何かとお金がかかる(67歳・既婚・パート) *歳をとると体のあらゆる部位にガタがきて、必然的に医療費が高くなる (75歳・既婚・無職) ● 住まいの維持 *年金は増えないのに、マンションの修繕積立金は2~3年ごとに上がるのがつらい(89歳・離別・無職) *持ち家ですが、築20年。これから修繕や家電の買い替えが必要になると思うと憂鬱。一昨年、いくつか家電を買い替えただけで100万円もかかったので……(76歳・死別・主婦) *家や土地の固定資産税の負担が思った以上に大きい。死ぬまで払い続けられるだろうか(66歳・既婚・パート)
● 少ない年金 *定年後にもらっていた企業年金の給付が、今年の夏で終わってしまった。厚生年金だけでは暮らしていけない(71歳・離別・パート) *夫が闘病中。もし亡くなったら、私の年金では家賃を払えなくなる。息子が同居してくれれば生活できるが……(83歳・既婚・主婦) *ずっとパート勤めだったので退職金はゼロ。今の私の資金力では、80歳まで持ちません(72歳・既婚・主婦) ●想定外の出費 *今はまだ孫たちが小さく、よく泊まりに来るため、どうしても出費が増えてしまう(66歳・既婚・主婦) ●漠然と…… *いつ何が起きるかわからないこと (68歳・未婚・無職) *物価が高いので、いくら節約しても心配が消えない(59歳・未婚・パート) *パートをいつまで続けられるかわからず不安(62歳・既婚・パート)
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