2025年は「ずっと運のいい人」になる!脳ドクターが明かす幸運を引き寄せるための3原則とは?
運がいい人とそうでない人の違いって何でしょう。幸運は、行動や言葉を少し意識するだけで自ら引き寄せられることが、脳科学の観点からもわかってきています。運を呼び込む習慣を、今日から取り入れてみませんか?
教えてくれた人:加藤俊徳(かとう・としのり)さん
脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校(R)」代表。昭和大学客員教授。専門は脳科学およびMRI脳画像診断で、脳を8つの領域に分けて診断する「脳番地(R)トレーニング」の提唱者。『イラスト図解 脳とココロのしくみ入門』(朝日新聞出版刊)他、著書多数。
幸運はちょっとした行動で引き寄せられる
気の合う人に出会えたり、いいお店を見つけたり、毎日ごきげんに過ごせたり……。そんな幸運は単に偶然ではなく、実は「自分で引き寄せている」と話すのは、脳内科医の加藤俊徳さん。カギは“脳”にあると解説します。 「例えば、『雨が降りそうな気配だな』『この人とは気が合いそう』と“何となく”感じたら、その予感が的中した、という経験はありませんか。それは右脳が、視覚や聴覚など五感から周囲の情報を得て、過去の経験などに照らして分析し、“自分にとって望ましい結果が得られる”行動をとるように、私たちを誘導しているから。つまり脳は、常に“幸運に結びつく情報”をリサーチしそれを引き寄せるセンサーです」 このセンサーの感度を上げつつ、よい運気の流れをつくるために知っておきたいのが「開運行動学」。加藤さんによれば「日常の行動や言葉を少し変えるだけでOK」なのだそう! そんな開運行動学について、詳しく解説します。
開運行動学の3原則で「ずっと運のいい人」に
自分で幸運を引き寄せる開運行動学には、「3原則がある」と加藤さん。 最も大切で基本となるのは、「脳をしっかり休ませて、クリアな状態を保つこと」だと解説します。 「脳が疲れてボンヤリしていると、幸運につながる情報をキャッチする力が格段に落ちます。脳を休ませるには、睡眠の質を上げることが第一です。 私自身、数年前から睡眠の質の改善に取り組み、閉塞性睡眠時無呼吸症の治療を始め、生活習慣の改善にも努めました。結果、睡眠時間がもともとの6時間から7時間半に延びた頃から、日中の“頭のスッキリ感”が劇的に変わり、些細なことにも幸福を感じられ、毎日機嫌よく過ごせるようになりました。 睡眠に悩みを持っていても、『年だからしょうがない』などと放置していませんか? ぜひ真剣に、睡眠の質の改善に取り組んでください」