大阪府・吉村知事が定例会見9月16日(全文2)万博相に省庁横断的な役割を期待
IR誘致を勝ち取る自信は
産経新聞:すいません、関連してもう1点、すいません。IRを巡ってはほかの自治体も誘致に手を挙げてらっしゃる自治体もあるとは思うんですけども、その中で菅総理とのこれまでの関係性を生かして誘致を勝ち取るというか、そういうご自信はいかほどでしょうか。 吉村:菅総理との関係を生かすとか生かさないとかじゃなくても、もともと大阪っていうのは第1候補だったと、僕は第1候補だというふうに思っていますし、大阪府市が協働して進めているわけですし、ベイエリアという、そして人口のいない、人工島で、人が住んでいない人工島で非日常空間をつくり出そうということで、この間進めてきました。選挙のマニフェストにもIR、これは大阪の成長のために必要だと、やっていきましょうということで、これは賛否ある中でもある意味隠さずに、逃げずに出し進めてきたことです。 ですので、大阪がある意味、先陣を切っている状況だと思っています。だからその他の地域と比べても、これは誰が総理だったとしても、本当に平たく見た上でもやっぱり大阪というのは経済規模もそうだし、24時間空港の関空もあるわけですし、アジアとも非常に近い。アジアのお客さまもある意味日本で一番多く来る、人気のあるスポットでもありますから、そういった意味では世界の富裕層を呼び込むという意味でも、非常にいろんな条件を見ても大阪というのが非常に有力だと思っています。 もう1つ有力なのはもちろん首都圏だと思いますが、じゃあ首都圏の準備がどのぐらい進んでいるんですかといえば、まだどこか具体的に、横浜も完全に中断していますし、やっぱりパートナー候補まで決めて着実に計画を進めているのは大阪が今、一番だと思うので、誰が総理だったとしても、これは法律もできているわけですし、着実に進めていけると。そして大阪は選ばれると思っています。
河野氏が規制改革相就任へ。期待することは
産経新聞:すいません、最後にもう1点だけ。規制改革担当大臣、行政改革担当大臣も兼務されておられますが、河野防衛大臣が新たに着任されるということで、この間、大阪府では、うめきた2期もそうですし夢洲もそうですけれども、規制改革どんどん進めて、まちづくりという、活性化を図られていくというというお考えだと思うんですけれども、そこに期待されることっていうのはありますでしょうか。 吉村:やはり今回の組閣人事の、報道ベースですけど、それが出ている中で見て、一番僕自身が期待しているのは河野大臣です。規制改革担当大臣ということで一番期待をしています。人によっては、いや、これは特命大臣じゃないかと。特命大臣っていうのは、組織を、内閣府に設置されるわけですけど、何か母体組織っていうのがあるわけじゃないんじゃないかという意見もあるんですが、でも今回、菅総理自身が総裁選挙のときからずっと言ってきたのが規制改革と。縦割りを排除して、あしき前例はつぶして、そして規制改革をやっていくと総理がもう明言されてきた、まさに一丁目一番地の公約でもあるというふうに思いますので、そういった意味では、今までの規制改革担当大臣とはちょっと意味合いが違うだろうと思っています。 そこに、発信力もあり、ある意味いろんな物事を進めていく河野大臣が就任されたということですから、これはそれぞれの省庁の本当に縦割りを排除して、いろんな規制を改革して、新たなものをどんどん河野大臣の下において打ち出していただきたいと思います。で、大阪府市としても、やっぱり規制緩和をしながら、改革をしながら、いろんな新たな技術とか新たな人たちがどんどん新規参入できるような土壌というのをつくっていきたいと。これはずっと、われわれの基本的な理念でもあるので、そこにわれわれとしてもコミットをしていきたいし、どんどん積極的に働き掛けをしていきたいと、そういうふうに思っています。だから一番、河野大臣には期待申し上げたいと思いますし、菅総理自身がやるというふうにおっしゃっていますので、ここはそれが実行されるんだというふうに思っています。 司会:次のご質問をお願いします。ほかによろしいでしょうか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見9月16日 全文3に続く